「テイク・アクション・キャンプ・ジャパン2017夏」を開催しました!

8月14日~18日の4泊5日、静岡県御殿場市で、「テイク・アクション・キャンプ・ジャパン2017」を開催しました!

 

降水連続観測21日間という記録を残した8月ですが、残念ながら、御殿場もキャンプ期間全日程雨が降りました。しかし、参加者のみんな、アメニモマケズ、とても真剣にそしてパワフルに社会問題と向き合い、自分にできることを考えました!

今回は、少し、キャンプの様子をお届けいたします!

 

◆8月14日(1日目)

お昼過ぎ、参加者のみんなが到着し、オープニングセレモニーを行ないました。

 

ディスカッションを行う、スモールグループでの初めてのセッションでは、はじめましてのみんなで名前を覚えるためのゲームや、チーム内でのルール作りを行い、その後の全体セッションでは、”視点”について考えました。

 

初日の夜は、キャンプファイヤーです。

奇跡的にこの時間晴れ、無事に行うことが出来ました。

 

踊って、歌って、そしてワークショップ。

自分にとって大切なものは何か、考えました。

 

その後は、キャンプを通じて、それぞれが達成したい事がしっかり出来るよう、みんなでCamp Magicをかけました。

それぞれにとって、成長できるキャンプになりますように!

 

◆8月15日(2日目)

2日目は、身近な問題を考えるがテーマです。

地域の問題、偏見、大切な問題を比べる・意見を聞き合う、様々なことを考えました。

 

また、フリー・ザ・チルドレンの活動が始まったきっかけである、児童労働についても考えました。

それぞれの問題に対して、自分達に何ができるのか、話し合います。

 

チョイスタイム(テーマ毎から選べる時間)では、英語ディスカッションの時間が大人気!

英語にふれるゲームから始まり、それぞれの経験や考えをチームに英語で話しました。

 

この日から、オリンピックゲームという色対抗のゲーム時間が始まりました。

まずは、チーム名を考え、フラッグ作り、チアダンスを考え発表しました。

それぞれ、とてもユニークで楽しいチアが完成しました!

 

夜は野外炊飯!

とってもおいしいカレーが出来上がりました^^

 

◆8月16日(3日目)

3日目は、ボランティアデー!

3つのグループに分かれ、実際にボランティアに出かけました。

 

富士山の植樹チーム(ボランティア先:ナショナル・トラスト様)

参加者の感想)

・森林の大切さ、ないことで起こる問題など、様々なことを学ぶことが出来た。

・植樹は初めてで、穴を掘るのも大変で難しかったが、終わって、達成感や今後の期待感がこみあげてきた。

 

 

御殿場駅での観光客への案内(ボランティア先:御厨おもてなし倶楽部様)

参加者の感想)

・はじめは緊張しましたが、背中を押していただいたおかげで、英語で外国人の方に話しかけることができた。

・ケニア・中国・ウズベキスタンなど、様々な国の方が来て下さり、楽しかった。

 

 

事業所でのチラシ折込(ボランティア先:ステップ・ワン様)

参加者の感想)

・障害者の方と接するのが初めてで緊張しましたが、皆さん沢山話しかけて下さり楽しかった。

・皆さんチラシの折り込み作業がとても早くて驚きました。楽しそうにいきいきとお仕事されている姿を見て、私もこんな風に一生懸命に仕事を出来る大人になりたいと思った。

 

夜は、カントリーセッション!

5人の海外出身スタッフが、それぞれの文化や社会問題についての話をしました。

(インド・アメリカ・中国・ベトナム・韓国)

 

ボランティア活動を経て、学年を超えてのコミュニケーションが増していたこともあり、

この日のオリンピックゲームは、昨日よりも一層チームワークが光っていました。

 

◆8月17日(4日目)

世界の問題を考える日。

環境問題・格差・貧困・差別などを考えました。

 

はじめて(そして唯一)しっかりと晴れ、外でのアクティビティも行えました!

 

この日は、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのフィリピンのパートナー団体であるプレダ基金から、このキャンプのために来日したスタッフから、現地での活動や子どもたちの状況などについてもお話しました。

 

夜はタレントショー。

それぞれの得意なことを披露してくれたのですが、みんなのまた違った一面を見ることが出来たり、とても楽しい時間となりました。

レクチャーのお陰で、けん玉初挑戦のフィリピン人スタッフも成功!

 

◆8月18日(5日目)

アクションプランを作り発表する日!

これまでの日程で、社会問題を知り・考え、そして自分がどの社会問題に興味があり、何が出来るのか、様々な視点で考えてきました。

 

それらをもとに、具体的なアクションプランを作っていきます。

 

相談できる仲間がいるもの心強いです。

 

スピーチの組み立て方も学び、

最後には、参加者全員がそれぞれのアクションプランを発表しました。

 

実は、今回のキャンプで、11月にアルゼンチンで行われる、児童労働の世界会議関連のイベントに出席する代表者を決めました。

代表者に立候補している人は、アクションプランも日本語と英語の両方でスピーチを行いました。

みんな緊張しながらも、とても堂々としたスピーチでした。

代表者は、参加者の投票によって決定しました!こちらについては、また後日、報告させていただきます。

 

 

最後は、スモールグループでの時間を過ごし、キャンプ終了です。

それぞれ、とても個性豊かなチームとなりました。

 

ローカル(小学生)

 

グローバル(中学生)

 

チェンジ(高校生)

 

みんな、とてもいきいきとした表情でキャンプを終えました!

それぞれが考えたアクションを、ここで出会った仲間と声を掛け合いながら、実施していってくれることと思います。

その後の実際の活動報告が楽しみです!

 

ありがとうございました!

 

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<キャンプを終えて、参加者からの感想>

・今まで社会問題には直接関係ないと思っていた自分が、キャンプを通じて社会問題を身近に感じ、「何か自分にも出来ることを。」と思うようになりました。

・いつもは消極的で自分から一切発言しない自分が、積極的に自分から発言していることを実感して、自分にこんな一面があったんだと自分の変化を知れて嬉しくなり、これから積極的に自分からアクションを起こしてみようと思えるようになりました!!

・積極的に人と目を合わせて意見が言えるようになった。

・全国に本音で話せる仲間が出来たという嬉しさ、話し合うことの楽しさを感じています。

・「知ることの大切さ」を学べたし、他の人の意見を聞くことによってたくさんの刺激をもらえた。

・どのファシリテーターもフレンドリーで話しかけやすく、ちゃんと自分の意見に対してコメントを返してくれ、心地が良かったし、とても頼りになりました!仲間や同級生に近い感覚で楽しく、変に気を使わずに過ごせたことが本当によかったです!

 

<参加者の保護者の方より>

・普段の生活のなかで以前よりも自発的な行動がみられるようになり、前向きになりました。

・これまでに見た事がないほど、自信に満ちた姿で帰宅し驚きました。

・英語の大切さを感じたようで、英語の勉強に力を入れ始めました。

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実施にあたり、下記財団よりご助成をいただきました。

キャンプ実施:公益財団法人三菱UFJ国際財団さま

ファシリテーター育成:公益財団法人電通育英会さま

改めまして心より感謝申し上げます。

 

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「テイク・アクション・キャンプ・ジャパン2017夏」
http://www.ftcj.com/get-involved/workshop/tacj2017summer.html
●日 程 :2017年8月14日~18日
●場 所 :国立中央青少年交流の家
●参加者 :34人
男女比=1:3.8
小学生6人、中学生14人、高校生、14人

●スタッフ:16人(+3人)
日本-11人(+3人)、アメリカ-1人、インド-1人、中国-1人、韓国-1人、ベトナム-1人

●ゲストスピーカー
:Daryl Jade P Abaya(プレダ基金/フィリピン)

●ご協力団体様(ボランティア派遣先)
:ステップ・ワン様
御厨おもてなし倶楽部様
ナショナル・トラスト様
●過去実施報告はこちらから!

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