【ユースチーム・クラウドファンディング】フィリピン学校修繕プロジェクト
皆様、こんにちは。
この度、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの
ユースメンバー15名(中学~大学生)が、
フィリピン・ミンダナオ島の学校修繕に向けた
クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました!
(プロジェクトページはこちら)
今回は、プロジェクトの概要とキックオフミーティングの様子をお伝えします。
<プロジェクト概要>
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、設立当初(1999年)から、
フィリピンの貧困問題解決及び自立に向けて、
現地のNGOと共に支援活動を行ってきました。
2018年10月より、ミンダナオ島の先住民族が暮らす
コミュニティの学校修繕支援事業も始めました。
本プロジェクトはその一環・更にSDGs-4「質の高い教育を皆に」の一環として、
現地の学校の大規模修繕に必要な資金のうち190万円を、
クラウドファンディング(READYFOR上)で調達するものです。
※「ミンダナオ島先住民族 教育支援事業」の詳細はこちらをご覧ください。
※SDGsの詳細につきましては、今年、当団体が事務局を努めた
教育キャンペーン「世界一大きな授業」の教材をご覧ください。
<現地の様子>
現地のコミュニティに学校が建設されたのが約20年前。
築20年を迎えようとしている校舎は老朽化が酷く、倒壊寸前な状態です。
土台や床・壁のコンクリートにはひびが入ったり穴が開いたりしています。
更に、柱も白蟻に食い尽くされ、最早柱として機能していません。
うかつに動くと、校舎が揺れ、机や椅子・足が穴にはまり、
事故や怪我に繋がりかないという、危険と隣り合わせな環境下で
子ども達は授業を受けています。
壁やドア(木製)も腐食が進み、うかつに触れば外れたり倒れたりして
しまいます。子ども達が壁や扉の下敷きになったら大事故です。
窓のブラインド(木製)も腐り落ちてしまい、
晴天の日は木漏れ日どころか熱帯の厳しい直射日光が差し込んできます。
黒板が眩しくて見えない事もあります。
トタン屋根も、至る所が錆びて穴が開いてしまい、
雨が降れば雨漏りが発生し、教室が水浸しになって授業を
中断せざるを得ません。フィリピンは一年の半分ほどが雨季なので、
こうした状況は日常茶飯事です。
教室はガタガタで穴だらけ、壁も天井もボロボロ、
授業中にはきつい日差しが差し込んできて黒板が見えず、
雨が降れば教室は水浸しで休講に…。
皆さんも想いを馳せてみてください。
こうした状況下でミンダナオ島の子ども達は勉強していますが、
「勉強が楽しい!」「もっと色んな事を知りたい!」「学校が大好き!」と、
子ども達は笑顔で私達に語ってくれます。
もちろん、この状況を何とかしようと、
現地のNGO等が学校修繕を検討していますが、
資金が大幅に不足しており、修繕したくても出来ないという、
大変もどかしい状況が長らく続いています。
<ユースメンバーについて>
中学1年生~大学2年生の有志15名が集まり、本プロジェクトを立ち上げました。
ページ冒頭の画像(アイコン)もメンバーが自作したものです。
応援メッセージへの返信、READYFORウェブサイトへの新着情報投稿、
リターン(返礼品)のお礼メッセージ等、
プロジェクトの運営全般をユースメンバーのみで行います。
「(当団体のスタディーツアー(※)で)フィリピンやインドの
スラム街・児童労働・若年結婚、出産など、自分達と同世代が学校に行けず、
厳しい状況にさらされている事を目の当たりにして愕然とした。
それをきっかけに、自分でも何か出来る事は無いか考えるようになった。」
「チョコレートプロジェクト(※)で予てからフィリピン支援を行っており、
世界の教育格差についてもっと世間に知ってほしい」
「当団体のテイク・アクション・キャンプでファシリテータを担当し、
年下~同世代が社会問題に対して行動を起こそうとしている姿に感化され、
自分も何か行動を起こしたいと思った」
「世界中で子どもの権利が守られるようにする為に行動を起こしたい」
など
きっかけはそれぞれ異なりますが、
「社会を変える行動を起こしたい」という熱意に溢れた
メンバー達が集まりました。メンバーの自己紹介は後日、
READYFORのウェブサイトにて徐々に公開予定です。お楽しみに。
※「チョコレートプロジェクト」の詳細はこちらをご覧ください。
※「スタディーツアー」の詳細はこちらをご覧ください。
※「テイク・アクション・キャンプ」の詳細はこちらをご覧ください。
(8月20日~25日実施予定分の申込は既に締め切っております)
<キックオフミーティングを実施しました>
7月22日(月)の19:00~20:00に、
今回のクラウドファンディングで利用するウェブサイトを運営している、
READYFOR株式会社様をユースメンバーとスタッフが訪問し、
キックオフミーティングを行いました。
ミーティングでは、
・支援してもらう為には閲覧者を「感動」させる必要があり、
とにかく「Why」を以って閲覧者を説得する事が重要である
・プロジェクトに参画した動機・意気込み、FTCJに参画した動機といった、
いわゆる「原体験(きっかけ)」「熱意」を分かり易く記載する事
・投稿内容は言葉だけではなく、「顔」や「人となり」も載せた方が
親近感を出せる
・過去の活動やプログラムの体験、見聞を有効活用すること
・動画があると良い
といった、広報に関するアドバイスをREADYFOR様から受け、
ユースメンバーがこれまでどの様な活動を当団体でしてきたか、
どんな想いを持って活動に当たってきたのかといったヒアリング、
寄付募集ページ(ストーリー)公開までのスケジュール確認等を行いました。
学期末だった事もあり、ユースメンバーは15名中4名のみでしたが、
実際に顔を合わせ、クラウドファンディングへのイメージが深まった事で、
「目標を達成するぞ」と決意を新たにしたのでした。
※ユースメンバー参加者は左から2~5人目です。
<プロジェクトの今後について>
寄付募集及び情報発信は、8月16日8:00からこちらで行います。
9月30日までの45日間で190万円の資金調達を目標にしていますので、
皆様の拡散・応援、お待ちしています。
プロジェクト公式ハッシュタグ:#FTCJユースを応援しよう
ご協力どうぞよろしくお願いいたします!!