フィリピンはなぜに貧しいのか?!
こんにちは、FTCJ事務局の中島早苗です。
今日は、フィリピン支援事業チームの鈴木ゆにこさんと二人で
「フィリピンの人々の貧困」についての研究会に参加してきました。
主催はAIICで、お話してくださったのは、菅沼櫻子さん。
菅沼さんは今まで30年以上にわたり、フィリピンの人々の貧困問題に取り組み、
出稼ぎ労働者のサポートなどをされている、フィリピンのエキスパート!
菅沼さんのフィリピンの人々に対する温かいまなざしと
熱い思いを感じる時間でした。
さて、「フィリピンの人々がなぜ、貧困なのか」ですが、
結論からいうと、このブログで簡単に述べることはできませんが、
大きなファクターになっているのは
400年(ながい!)にわたる植民地支配を受けた
という歴史的背景があげられます。
占領したのは、スペイン、アメリカ、そして日本です。
(でも、フィリピン人は日本人に対して非常に
フレンドリーですね。)
フィリピンがスペインの植民地支配を受ける前の
段階では「フィリピン」という国は、できあがっていなかった。
それゆえ、一致団結して、外部からの
支配を阻止するといったこともされず、結果的に
利用されやすい状況だった—-
ということも大きな要素です。
また、フィリピンの人の良さも関係といえます。
土地を所有するという概念をもたない
先住民族の人々は、土地は元来みんなのもので
誰か一人に帰属するのではない、という考えをもち
土地の利用はみなでしていたのですが、
外部からのやってきた人々は、土地を利用するため
契約や法律をつくり、先住民族の人々の知らない間に
土地の所有権を獲得していたのです。
・・・と、
今日は、基本的なフィリピンの歴史的背景をつづりましたが、
3月20日から29日までフィリピンに行ってきますので
次回は
生のフィリピンレポートをお届けしたいと思います。
フィリピンは、今、なつまっさかり!で
マンゴとバナナがおいしい季節。
ジューシーでとびきりおいしい果物も楽しみ♪