緊急・復興支援

災害によってさまざまな影響を受ける子どもたち

地震や津波、台風など、年間を通じて色々な災害が起こる国、日本。

被災した子どもたちは心身ともにさまざまな困難やストレス、トラウマと戦わざるを得ない状況に陥ります。

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、災害や緊急事態が発生した際、現地で活動している団体や行政と協力し、その時の現地のニーズに合わせた緊急支援、そして復興支援を行なっています。


新型コロナウイルス関連対応

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、学校が休校になったり、課外活動や外出が制限されるなど、全国の子どもたちの環境に大きな影響を及ぼしました。

オンライン無料ワークショップ WE TALK “SOCIAL” の開催

休校中の子どもたちに少しでも学びと交流の場を提供するため、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは小学生や中高生を対象とした無料のオンラインワークショップを4月末から開始し、7月までに計10回開催しました。

講座には、JICAのプログラムでアフリカやオセアニア地域から留学中の専門家や、スウェーデンで持続可能な発展を研究している方などをスピーカーとして招き、グループワークなどを交えて世界や日本の問題について知識や議論を深め、1人1人ができることを考えました。延べ300名近くの参加があり、オンラインならではの良い学びと交流の場を提供することができました。

以下のリンクから各講座の報告や動画を見ることができます。
第1-2回「マラウイ、ミクロネシアってどんな国?」
第3-4回「環境問題を考える」「インフラを考える」
第5 回「おうちde 協力隊」
第6 回「I からWe に! ぼくらの環境革命」
第7 回「義肢装具士と学ぶ国際協力」
第 8-9回「 おうちのなかのせかいちず」「 ハロー!世界の同級生」(小学生)
第10回「子どもが売り買いされない世界を目指して」

 

ひとり親家庭へ、文房具と調味料の配布

コロナ禍で、より経済的に困難な状況にあるひとり親家庭への緊急支援として、子どもたちの学習のための文房具や、家庭で使える調味料のセットの配布に協力しました。

 


令和元年台風15号(千葉)

2019年9月9日、台風第15号が上陸。千葉県全域が2週間の長期にわたりインフラと携帯電波が遮断されるなど、大きな被害をもたらしました。倒木などによりアクセス困難な地域が多く、被害状況を把握することが困難で、避難所は開設されず、自治会による炊き出しもほぼ行われないなど、被災者にとって非常に困難な状況が続きました。

緊急アレルギー対応炊き出し支援

災害時、避難所などでアレルギーに対応した食べ物が手に入りにくく、アレルギーを持つ子どもを抱える親御さんは子どもの食べ物を確保するために大変な苦労を強いられます。アレルゲンの含まれるお菓子や炊き出しが無料で配られ、親が気づかないうちに小さな子どもが食してしまう危険性もあります。

「こんな時だからこそ、身体と心に良い安心安全なお弁当を届けたい!」と いう想いから、鴨川、岩井、館山、山武、佐倉などの地域へ、アレルギー対応の2000食分の炊き出しを行い、アレルギーを持つ人を含む、多くの困窮された方に美味しい安全な食品を届けることができました。
※令和2年以降もひきつづき、被災した無農薬農家の家屋の応急処置、農作物の販売補助、農作業の手伝い、家族のサポートの支援を継続しています。
実施:「寺子屋オーガニックカフェEDEN」災害支援ボランティアチーム
共催:NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン

 


熊本地震

2016年4月14日、熊本県と大分県を中心とする九州地方で相次いで大きな地震が発生しました。

熊本へ安心安全の食べ物をおくろう!

この地震によって被災した熊本の方を対象とした緊急支援として、アレルギーに配慮した食料品や、その他救援物資を熊本の避難所に届け、支給しました。そのほかの避難所では炊き出しを行ったり、熊本の企業から敷地の提供のご協力を得て物資の積み下ろしや配給などを行いました。

主催:MARIAプロジェクト 代表 永野恵理(FTCJ理事)
共催:NPO法人チルドリン、ORGANIC SEED CLUB、クラブ・ワールド・ピース・ジャパン、NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
協力:中小企業同友会八千代支部、アースデイ・マーケット、 Free The Children Japanくまもと
寄附:株式会社チヨダ

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くまもんプロジェクト

2016年4月14日以降ずっと余震が続いていた熊本では、親元を離れ入院しているたくさんの子どもたちが余震に怯えながら病気や治療と向き合い、心細い気持ちで過ごしていました。2度の大きな地震の恐怖から、余震が来ると手を握りしめて離さない子どももいたといいます。

そこで、病院からの要望を受け、2016年夏から約2年間、入院中の子どもが少しでも安心して過ごせるよう、子どもたちに馴染みの深い「くまモン」のぬいぐるみを子どもにプレゼントする事業を実施しました。病棟にいる子どもたちの他に、親と離れている時間の長い保育園の子どもたちや発達障害を持つ子どもたちが通う発達支援センターなど、熊本県内の約400施設の子どもたちを対象としました。

主催:一般社団法人ドリーム・ラボ
共催:認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン、フリー・ザ・チルドレン・ジャパン くまもとグループ

助成:ベネッセ子ども基金

くまモンプロジェクトの事業レポートはこちら

 


東日本大震災

2011年3月11日に起きた東日本大震災によって被害を受けた子どもを対象としたさまざまな支援を行ないました。

ご協賛:株式会社チャンピオン美容室、パルファン・クリスチャン ・ディオール・ジャポン株式会社
助成支援:Give 2 Asia

2011年 福島県相馬市へ扇風機を寄付

福島では地震や津波の被害に加え、放射能汚染の被害などがあったため、 相馬市の幼稚園、小中学校、高校など28の学校に通う約5,000人の子どもに対し300 台の扇風機を送り、窓を開けずに放射能を心配せず授業を受けられる安全な環境づくりをサポートしました。
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2012年 福島県相馬市の小学校へ原釜太鼓を寄付

相馬市の沿岸部にある中村第二小学校は津波で大きな被害を受けました。学校にあった太鼓が流されたり、壊れたりして使えなくなってしまったため、新しい太鼓を送りました。「子どもたちはまた太鼓を演奏することができ、みんなの励みになった」と校長先生からお礼の言葉をいただきました。
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2013年~ テイク・アクション・キャンプへ招待

2013年からカナダと日本で毎年行われるテイク・アクション・キャンプへ、東日本大震災の被災地域の在学者を無料で招待するキャンペーンを実施しています。このキャンプでは、ワークショップやディスカッションを通じて、子どもや若者が社会で起きている問題を知り、その解決に向けて自らがどうアクションをおこすか考え、より良い世界をのために活動するためのノウハウを学びます。被災地で暮らす子ども達はこのキャンプへの参加を通じて、社会に対して自分にできるアクションを考える場となりました。

2013年~出張授業の実施

2013年から被災地域へ無料で出張授業を実施するキャンペーンを実施しています。相馬市の小学校で実施した授業では東日本大震災後にフィリピンのスラム地域に住む人々から被災者のために寄付とメッセージボードが届いたことを紹介しました。
すると生徒の中から
「フィリピンで台風の被害に遭った人々に対して、今度は私たちにできることを何かやってみたい」という意見が寄せられ、フィリピン緊急支援のために1500枚の書損じハガキを集め、当団体に送ってくださいました。

2014年~子どもの権利委員会との対話

2014年、『子どもの権利条約25周年』を記念して開催された国連・子どもの権利委員会とのオンライン対話の場で、日本の子どもが抱える貧困問題や学校のありかた、また原発について、思いを伝える場を提供しました。

参加した福島県出身の高校生は、こんな言葉を投げかけました。
「日本は昔、広島と長崎に原爆を投下され、原子力の恐ろしさを実感したはずです。
なのに今は福島で原発が問題となり、多くの人が避難しています。これは意識が低くなってしまった決定的な証拠ではないでしょうか。
今回は福島でこのようなことが起こったけれど、いつどこで同じことが起こるかわかりません。
今日、または明日起こるかもしれないのです。」

2015年~国連防災会議への出席

2015年3月15日に開催された国連防災会議パブリックフォーラムにて、東日本大震災で被害を受けた子ども達の生の声を届けました。

相馬高校で福島の現状を表現した演劇の脚本演出担当者と元相馬高校放送局長の大学生、相馬高校の高校生、宮城でグループを立ち上げ被災地の実情を伝える活動をしていた高校生の佐藤望叶さん、震災を機にアクションを起こしている高校生の山田耕太郎くんが登壇し、震災を経験した子ども・若者はの今の思いを語りました。
参加者の方々からは、震災を体験した子どもや若者が地域が抱える問題を自ら解決しようと声を上げ、活動している様子をみて勇気づけられた、自分でも何かしたいと強く思った、といった感想を多数頂きました。