スピーチから考える子どもの権利条約
3つの国の子どものスピーチを通して、その子どもの人生を想像しながら、辛かったこと、嬉しかったこと、やりたかったことを書き出し、それに基づいて子どもの権利がどう関連していくかを結び付けて考えます。そうすることで、「権利」と聞いて、少しとっつきにくいと感じる参加者も、「子どもの権利」について理解を深めることができます。
参加者は、子どもの権利条約を学ぶことで、児童労働やいじめが、感情的に悲しいこと、悪いことだからよくない、と結び付けるのではなく、「権利」が守られていないので解決しないといけない、そして全ての子どもには「子どもの権利」があり、全ての権利が守られるべきであると認識することができます。また、権利が守られていない子どもに対して、自分にできることは何があるのかを考えることができます。
教材の狙い
1.3人の子どものスピーチをもとに、権利を奪われた子どもについて考え、子どもの権利条約について理解を深める。
2.子どもの権利を学んだ上で、自分たちにできることは何かを考える。
3.子どもの権利を侵害するさまざまな問題や状況に気づく。貧困の中、劣悪な環境で暮らし働かなければ生きていけない子どもたちの生活サイクルをカードを当して体験し、そのような環境下にいる子どもたちについて理解を深める。
教材使用方法
3つのスピーチから選択もしくは時間の余裕があれば3つを選び、スピーチを読む。(動画の補助資料もあり)
その後、奪われた子ども権利が何か、守られていた子どもの権利がをグループディスカッションを行いながら考えていきます。
セット内容
①スピーチから考える子どもの権利条約 進め方の手引き(本書)
②ワークシート「子どもの気持ちになって書き出そう」
③ワークシート「私たちにできることを考えよう」
④子どもの権利条約冊子ハンドブック
⑤補足資料:3人のスピーチをした子どもについて、子どもの権利クイズ(PPTXデータ)
スピーチ教材A フィリピンの少女ピアのスピーチから考えよう 動画・スピーチ原稿
スピーチ教材Bコンゴ民主共和国のミシェルのスピーチから考えよう 動画・スピーチ原稿
スピーチ教材C日本人の女の子まおのスピーチから考えよう 動画・スピーチ原稿