児童労働シミュレーションカードゲーム
【制作】 フリー・ザ・チルドレン・ジャパン 【協力】 フェアトレードくらぶ
もし、あなたが1人で生きていかなくてはいけないとしたら、食べる物を得るためにどうしますか?
働かなくては生きていけない子どもの人生を体験できるカードゲーム。
- 対象:小学校中学年以上
- 対象人数:適正人数25人~40人
- 価格:9,350円(税込)
※カードの量や出方を調整すれば、少ない人数でも実施できます。
※30人以上の場合は、ペアやグループになって実施可能です。
教材の狙い
貧困の中、劣悪な環境で暮らし働かなければ生きていけない子どもたちの生活サイクルをカードを当して体験し、そのような環境下にいる子どもたちについて理解を深める。
ゲーム実施方法
ゲーム参加者は、貧しい国の子どもになります。 参加者はそれぞれ好きなカードを1枚引きます。カードには、貧しい子どもが遭遇する色々な出来事が書かれています。参加者は、そのカードに書かれているとおりに、次から次へとカードを引いていき、人生を体験します。
セット内容
- カードの種別とカードの構成について
- 児童労働ゲームカード
- 仕事の種類カード
- 仕事の内容カード
- 進め方の手引き
- データ資料(フリーザチルドレンを設立したクレイグ物語/児童労働に関する写真とケースストーリー/ワークシート例/子どもの権利条約に関して)
ワークショップイメージ動画
先生からのメッセージご紹介
文化祭で「児童労働」について学習した際「児童労働カードゲーム改訂版」を生徒たちと体験させていただきました。「自分はカードを引いているだけだからこのゲームを楽しめたけど、『働いても働いても亡くなってしまう子どもたちがいること』や『雇い主から暴力をふるわれること』などが現実であったことだと思うと怖かった。」と実際に働く子どもの人生を想像しやすかったようです。またNGOの支援につながり自立できるか思っても、家庭の経済的な理由でまた児童労働をすることになるなど負の連鎖があることにも気づかされました。「かわいそうと思うだけではなく、自分も行動にうつせるようになりたい」と語る生徒もいました。
大阪暁光高等学校 中村 寿枝