ホームレス問題
負のスパイラルにおちいる「ホームレス状態」
日本の法律では、「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」をホームレスとして定義しています。一方で、近年では安定した住居がない状態でネットカフェなどで生活する「見えないホームレス」と呼ばれる人々も増加しています。
安定した住まいがないと、身分証、連絡先、住所がなく、その結果、職についてお金を稼ぐことが難しくなってしまいます。たとえ収入があっても、携帯電話や身分証がないことから、アパートを借りたりすることが非常に困難です。
ホームレス状態にいたる理由には、失業、倒産や家庭内のいざこざなど、人によって様々です。日本には最低限度の生活を保障する生活保護制度が存在しますが、受給要件を外れてしまい生活保護を受けられず、ホームレスになってしまう人がいます。
知っていますか?
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2019年の巡回目視による調査では、ホームレス状態の人(路上生活者)は全国に4,555人いました。(厚生労働省 2019年)
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東京都内でネットカフェに宿泊している住居喪失者は約4,000人いると言われています。(東京都 2018年)
もっと詳しく知るには
以下のページなどを参考に、日本におけるホームレス状態の人々の抱える課題について詳しく学んでみよう。そして、この問題を解決するためにできることを考えてみよう!