いじめ・ネットいじめ

誰にとっても他人事じゃない、身近で深刻な問題

近年、日本の子どもの自殺率があがっており、その大きな要因の1つとして、学校での「いじめ」の問題があげられます。日本では、無視や陰口など、特定の人をグループから疎外するような形のいじめが多いのが特徴で、反対に欧米では、直接的な暴力によるいじめが多いといわれています。

現代の日本の中高生のうち、インターネットをコミュニケーション手段として使っている中高生は8割以上。とても便利なツールである一方、ネット上でのいじめの被害にあう子どもたちも増えています。

ネットいじめとは、インターネット上で特定の誰かを否定したり傷つけたりするような内容を送信、投稿、共有する行為のこと。ネットでの発言は、面と向かって言えないようなことも言いやすくなってしまったり、あっという間にたくさんの人に広まってしまう特徴があります。また、加害者が誰なのか分からないケースも多いなど、第三者が状況を把握しにくいため、とても難しい問題です。

 

知っていますか?

  • 小4~中3までの6年間で「仲間外れ・無視・陰口」などのいじめにあった経験がある子どもは約90%。
  • 一方、同じ6年間でいじめの「加害者側」になった経験をもつ子どもも約87%います。(2015年 国立教育政策研究所)
  • 18歳~22歳の約30%が「本気で自殺したいと考えたことがある」と答え、そのうち約25%はいじめが理由でした。(2019年 日本財団)
  • アメリカの研究によると、いじめの約60%は同級生など第三者の介入によって10秒以内に止めることができます。(2012年 Espalage, D 他)

 

もっと詳しく知るには

以下のページなどを参考に、日本や世界のいじめの問題について詳しく学んでみよう。そして、この問題を解決するためにできることを考えてみよう!