タンザニア

東アフリカの美しい国

タンザニアは、インド洋を跨いで、ケニアやモザンビークと国境を接しています。キリマンジャロや、セレンゲティ国立公園、ザンジバル諸島などの名所がある国で、多くの野生動物が暮らしている国でもあります。国土の四割が、国立公園の保護区となっています。そのような背景も相まって、タンザニアは観光が重要な産業となっているのです。

フリー・ザ・チルドレンは、2002年、学校建設と、教育プログラムの開発の支援を、タンザニアで始めました。それ以来、行政や地域の人たちと素晴らしい協力関係を築いてきました。そして、「5つの柱」を基本とした、「村の自立を支援するプログラム」をタンザニアでも本格的に行えるように体制を整えてきました。

教育の現状

2001年、タンザニアは初等教育を無償化しました。2009年には、小学校への就学率が95%にまで上昇します。しかし、急増する生徒数に対する先生の数が追いついていません。一人の教員が平均49人の生徒を担当しているという状態となっており、教育の質の低下が深刻な問題となっています。

タンザニアの教育が抱えている問題は、教員の不足だけではありません。児童労働に従事する子どもの割合が高くなっています。また、特に女の子が学校に通うことができていません。女の子たちは、家庭内で責任を担わされており、早期の結婚と妊娠を期待されているからです。このような問題は、特に農村部において深刻です。農村部では、小学校の中退率が高くなっています。

小学校を卒業できなければ、子どもたちは貧困の連鎖を断つために必要なスキルを身につけることができません。

私たちは、現地の教育者や行政と協力しながら、タンザニアの農村部の子どもたちの教育の質を改善する事業を行っています。そして、子どもたちの卒業を妨げている壁をなくすための支援を行っています。

知っていますか?

22.3%
タンザニアでは、5歳から14歳の子どものうち、22.3%の子どもが経済活動を行っています。(ILO, 2014)

 

28.3%
タンザニアの28.3%の人々が、貧困ライン以下の生活をしています。(World Bank, 2011)

 

77.9%
15歳以上のタンザニア人のうち、文字の読み書きができるのは77.9%です。(UNDP, 2015)

 

フリー・ザ・チルドレンの取り組み

フリー・ザ・チルドレンは、2002年にタンザニアにおける学校建設と教育プログラムの開発支援を始めました。それ以来、行政や地域の人たちと素晴らしい協力関係を築いてきました。そして、「5つの柱」を基本とした、「村の自立を支援するプログラム」をタンザニアでも本格的に行えるように体制を整えてきました。

村の自立を応援するプログラム(Adopt a Village)

ピーター・ギルガン財団からのご支援もあり、私たちは、事業をアルーシャ州でも行うことができるようになりました。2015年の春には、ケニアとの国境沿いの南部に住む三つのマサイ族のコミュニティ(Engikaret, Namelok and Engutukoiti)とパートナー関係を結び、協同で新しい教室と図書館と実験室の建設に着工しました。

事業を行う際、先祖代々から地域に伝わっている知識、文化的アイデンティティーを大切にしています。現地の言葉を使い、伝統的な行事や風習にも参加しています。全ての事業において、その地域で行われている風習や習慣に敬意を払いながら活動しています。

タンザニアでの分野別実施事業

■教育:校内の部屋の建設教員のための宿泊施設や職員室、図書館の建設教育の質を確保するための教員への支援子どもを教育から妨げている壁(水を汲みに行くために遠くまで行かなければならない等)をなくすための関連事業

■水と衛生:衛生設備の基本的な使用方法や、水系感染症の予防方法を学ぶワークショップの開催、子どもやおとなを水汲み作業から解放するための、井戸や水タンクの建設、感染症のような病気の広がりを防ぐための、手洗い場や簡易トイレの設置

■保健:学校や家庭で保健についての学習会

■収入確保:ローンの提供、金融リテラシーやビジネスに関するトレーニング 、収入源となる手工芸品生産プロジェクトや、家畜プロジェクト、強いコミュニティーを作るための、女性グループ、男性グループ、若者グループの運営

■農業と食糧:学校での栄養プログラムの実施や野菜の栽培、農業技術や環境を向上させるための、農業訓練や樹林活動

 

ケースストーリー:タンザニア ナメロク村

ナメロク(Namelok)村は、タンザニア北東部、アルーシャ国立公園にそびえ立つマウント・メルーのすぐそばにあります。村の人口は2700人で、主にマサイ族の人々です。彼らは家畜業で生計を立てています。

ナロメク村の人々は、村の子どもたちの教育の質の向上のため、フリー・ザ・チルドレンと協力し献身的に努力を続けています。村人と一緒に学校の花壇を整備したり、校舎の掃除や校庭での畑の作業などを行っています。村人の生活の質は大きく向上しています。

 

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