FTCチェンジメーカー教育プログラム 教材ダウンロード

 

4つのステップで社会問題に取り組む「サービスラーニング」

FTC チェンジメーカー教育プログラムは、問題解決に向けたアクションを起こせるように
フリー・ザ・チルドレンが開発したサービス・ラーニング(※)教育プログラムです。

平成29~31年改訂学習指導要領に則り、地域社会や国際社会の課題解決のための社会的活動を通して、SDGs達成や
「誰一人取り残さない」社会の実現を目指す「持続可能な社会の創り手」を育成できるようデザインされています。

調べ学習や発表で終わらず、自分にできる「アクション」を実際にやってみることを大切にし、
丁寧な振り返りによって学びを深めます。

踏み出した一歩は「自分にも何かできるんだ」という意識の芽生えとなり、
自己肯定感を高め、さらなる学習に向かう姿勢を創ります。

※サービス・ラーニング:「地域社会の課題解決を目指した社会的活動(サービス活動)に子どもを積極的に関与させ、子どもの市民性(シティズンシップ)を発達させることをねらいとした1つの教育方法」(筑波大学・唐木清志教授)
FTC チェンジメーカー教育プログラムの基となっている”WE Schools”はサービス・ラーニング及び SELを土台に、子どものウェルビーイングの実現を目指して開発されたもので、現在カナダ、アメリカ、イギリスなどの学校18,000 校以上に導入され、教育現場で取り組まれています。
カナダで開発された”WE Schools”に基づき、これまでの日本での活動経験や他国での実践事例を加味して、グローバル・シティズンシップ、子どもの社会参画、アクティブ・ラーニングといった要素を取り入れたプログラム内容になっています。
※SEL:Social Emotional Learning の略。社会性を育み感情のコントロールを学ぶ教育手法
※ウェルビーイングについては FTCJのウェブサイトhttps://ftcj.org/we-movement/wellbeingをご覧ください。

 
監修:唐木清志先生

筑波大学教授人間系教授。専門研究領域:社会科教育学。「社会参加」をテーマに、これまでの研究を展開してきた。社会系教科(社会科/地理歴史科/公民科)を中心に、社会参加できる市民をいかにしたら育成できるかについての研究を進めている。研究キーワード:社会科教育、公民教育、シティズンシップ教育、サービス・ラーニング(筑波大学HPより引用)

 

無料で使える指導案付き教材!

「FTCチェンジメーカー教育プログラム」にご登録いただくと、SDGsや社会問題、チームビルディングなどのワーク教材が“無料”でお使いいただけます。全ての教材に指導案も収録していますが、当団体スタッフによる出前授業の実施、年間学習カリキュラムの作成・ご相談も承っております。
ワーク例

  • ワールドマップ:世界の5つの地域で人口やお金、食料の消費量などがどのように分布しているのかについて、自分の予想と実際の数値を比較し、世界の格差問題を視覚的に理解するワーク。
  • 24時間SDGsを探せ!:身の周りの物事からSDGsとの関連性を見つけるワーク。
  • Gift + Issue = Change:自分の好きなことと社会問題を組み合わせ、自分にできることを考えるワーク。
  • S.M.A.R.T目標:具体的な目標の立て方を学び、やりたいことの実現に向けた計画を作っていくワーク。
  • セーフスペース:メンバー全員が安心して活動に参加するためのルールを作るワーク。
  • ナンバータッチ:チーム内でのコミュニケーションの重要性を学ぶワーク。
 
 

こんな方へオススメ!活用方法


  • 総合的な学習の時間・探究の時間で、年間を通して取り組める計画を考えている。
  • 社会科や家庭科の授業で、SDGsや特定の社会問題をテーマについての導入授業に使えるワークを探している。
  • グループ学習の前に、チームビルディングワークを取り入れたい。
他にも、道徳、人権教育、ESDの取組など、様々な場面での活用方法がございます。

活用事例

小学校
1~2学期/5年生/講師派遣2回/
★子どものアクション事例記載あり
中学校
1学期+発表/2年生/講師派遣3回/
★無料教材ワークシート活用
高校
1~3学期/1年生/講師派遣2回(オンライン)/★無料教材ワークショップ担任団が実施
教職員・おとな
1~2学期/学級担任・教科担任/講師派遣3回/★教職員向けのESD・総合的な学習に関する講演
「これはできるのだろうか…」と思われましたら、まずは当団体のSDGs教育コンサルタントにご相談ください!

教材ダウンロードの方法

ステップ1

登録フォームを記入する。
ご登録いただいたメールアドレスに、パスワードが届きます。

ステップ2

教材ダウンロードページにアクセスし、パスワードを入力。

ステップ3

利用したい教材をダウンロード

応援コメント

※先生方の所属はインタビュー当時のものです。

「持続可能な社会の創り手の育成・課題解決的な学習の参考に」

筑波大学教授 唐木清志先生
新学習指導要領が全面実施されました。小学校が2020年4月から、中学校が2021年4月から、そして、高等学校が2022年4月からです。学習指導要領に基づく学校教育改革の趣旨は、「持続可能な社会の創り手」の育成です。その実現に向け、フリー・ザ・チルドレンによって開発された数々のプログラム・教材は大いに役立つはずです。 フリー・ザ・チルドレンの開発したプログラム・教材の特徴は、「調べる」→「行動(アクション)計画を立てる」→「行動(アクション)を起こす」→「振り返る」の学習段階が極めて明確に示されていることです。課題解決的な学習を展開するに際し、その方法に不安を感じていらっしゃる先生には、非常に参考となる授業プランと言えます。また、学校の先生以外の方が、様々な社会教育の場で活用することも念頭に置いて設計されています。 先生にはぜひ、子どもたちの声を大切にして、その声を行動につなげる努力を続けていただきたいと思っています。未来を創る子どもたちのために、このプログラム・教材をぜひご活用ください。

「“経験を通し、考え、ときには立ち止まり…」

私立高校教員
「自分たちにもできる」「もっと世界のことを知りたい」このプログラムを進めていくうちに生徒から聞こえてくるようになった声です。ある生徒は今まで読んだことのないジャンル の本を熱心に読むようになったり、また、ある生徒は「将来の目標が決まった」と希望進路を自ら提案するようになったり、その表情はエネルギーに満ち溢れています。 このプログラムでは生徒自身が一つひとつの経験を通し、考え、ときには立ち止まり、仲間と意見を交わしながら実践に至ります。したがって、生徒たちは自身の成長を実感しながら学びを深めていくことができました。

「『ちゃんと総合をできたな!』という感覚」

公立小学校教員
子どもたちは楽しそうに取り組んでいました。「自分にもできる、役立っている」という経験をすることができて、自己有用感を感じることができていたと思います。 食品ロスに取り組んでいた子が給食で少し残っているおかずを見て、「…もう一口食べるか!」と言う姿も見られました。他にも、募金をしたり手紙を書いたりして返事が返ってくると嬉しい、下級生にもわかるように説明できてよかったなどの声もありました。自分は人の役に立てるということを知ることができたことは、6年生に向けていい準備になったなと思いました。 私としても「ちゃんと総合をできたな!」という感覚でした。

「地域との連携・先生方の授業づくりに役に立つ」

公立小学校校長
現在の学校は、地域を巻き込んだ地域と連携した教育活動が求められています。また、これからのグローバル社会、少子高齢化の社会に向けて、子どもたちには、社会貢献や社会参画の基礎を育てていくことが必要です。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの活動は、学校の要望に応じて子どもたちが社会に行動を起こしていくためのノウハウやその活動を支援してくれるNPO法人です。先生方の授業づくりにとても役に立つと思います。地域の活性化にもつながっていくことでしょう。

「“平和で民主的な国家及び社会の形成者”を育てる、教室の中に留まらない学び」

現代教育行政研究会代表・元文部科学事務次官 前川喜平さま
教育基本法第1条は、教育の目的として「人格の完成」と「平和で民主的な国家及び社会の形成者」の育成を挙げています。それは、言い換えれば、独立した人格と自由な精神を持ち、自ら学び自ら考え自ら判断し、政治や経済の現実を批判的にとらえ、現代社会が抱える諸問題を把握し、他者と協働しながら、より良い社会の形成するために行動できる市民を育てるということです。そのための学習は、教室の中の授業だけでは実現できません。 子どもたちが地域の課題や地球規模の課題を解決するための活動に自ら参画し、その活動を通じて、自己肯定感や自己有効感を獲得し、自分たちが世界をより良く変えることができることを知る。そういう学びが必要なのです。FTCチェンジメーカー教育プログラムのサービス・ラーニングは、そういう学びを可能にしてくれる一つの方法だと言えるでしょう。


プログラムガイドブック

プログラムガイドブック(全42ページ)

ガイドブックにはプログラムの考え方や構成、学習指導要領との連動の説明と、各アクティビティの概要が載っております。 FTCチェンジメーカー教育プログラムを進めるにあたり、様々なアクティビティをどのように使用していくと良いかを考える基になる説明書です。 実施したいアクティビティの各教材は専用ページより無料ダウンロードできます。

※画像をクリックするとガイドブックをダウンロードできます。
FTCチェンジメーカー教育プログラムの教材は、地域社会(ローカル)と地球規模(グローバル)の社会課題に対して向き合い、解決に向けたアクションを起こすためのプログラムや様々な情報や教材を無料でダウンロードできるようになっています。
アクションを起こした成果に対して、振り返りを行う際に使用していただくワークシートは、そのままポートフォリオとしてもご活用いただける他、FTCチェンジメーカー教育プログラムに成果報告を行うことで、アクションの活動証明書が発行され、ユニークな活動実績としてご使用いただけます。
詳しくは、上記プログラムガイドブックをご覧ください。

この冊子は、日本郵便株式会社『2021年度日本郵便年賀寄付金配分事業』によって作成されました。

アクションキット

学校全体、クラス単位はもちろん個人でも、すぐにアクションを起こせる様々なアクションキットをご用意しています。社会問題を考え、実行し、振り返りを行うことができるオリジナルの冊子がダウンロードできます。

ソーシャルアクションレポート

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、25才以下の方から届く社会問題に対するアクションの報告を、1年ごとにソーシャルアクションレポートにまとめています。2030年までに世界が達成するために掲げているSDGs(持続可能な開発目標)との関連も報告頂いております。アクションを考える際にもご活用ください。 先生方のアクションのご報告もお待ちしています。

お問い合わせ

 
上記に関するお問い合わせは、下記フォームよりお願いいたします。