フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)は、「誰一人取り残さ
れない世界」を子どもたちとつくることを理念にかかげ事業を行う団体です。同時に、国連子ど
もの権利条約が定める「子どもの権利」を守り、かつ活動に関わる全ての人の権利と安全を保障
する環境づくりに取り組んでいます。そのため、本セーフガーディング・ポリシー(以下、本ポ
リシー)を設け、子どもや脆弱な立場に置かれている全ての人を含む、本法人の事業活動に関わ
る人たちの安全と権利を守る環境づくりに組織として取り組む責任を強く認識し、基本原則と取
組みについて本ポリシーに定めます。
セーフガーディングポリシー全文(PDFが開きます)
本ポリシーの概要
- 周知:FTCJは子どもや弱い立場にある人々の人権と安心・安全を守ることの意識を高めるため、すべての関係者に子どもの権利に反する行為や危険を予防する必要性を伝えます。
- 予防:FTCJは18歳以上のおとな向けと18歳未満の子ども向け活動ルールを策定し、関係者は活動ルールにのっとり行動します。
- 対応:FTCJは問題が起きた際スムーズに対処できるよう事前に相談フローを作成し、必要に応じて外部と連携をし対処します。
- 報告:FTCJは問題が起きたと疑われる場合には、対象者の安心・安全の確保をし問題の解決を図るとともに、再発防止に努めます。
子どもに対する姿勢について
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは子ども、おとな共に理想の姿は「自分の望む道を、自分で切り拓いていけるようになる」ことだと考えています。そのため、子どもに接する際のおとなの基本的な姿勢は、「教える」という上からではなく「子どもからいけんを引き出し、見守り、サポートする」という形が大切だと考えています。
それは子どもが自分自身でできることを必要以上に介入することは控え、「何かをやってあげる」ではなく、「対等な立場として子どもにアイディアを提案し、それをどうするかは子どもが決める」という姿勢です。ただし、法律に触れる場合や生命の危険がある場合は、おとなによる子どもへの介入は必要だと考えます。