SDGsと私たち

1 貧困をなくそう 2 飢餓をゼロに 3 すべての人に健康と福祉を 4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう 6 安全な水とトイレを世界中に 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに 8 働きがいも、経済成長も 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 10 人や国の不平等をなくそう 11 住み続けられるまちづくりを 12 つくる責任 つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を 14 海の豊かさを守ろう 15 陸の豊かさも守ろう 16 平和と公正を公正をすべての人へ 17 パートナーシップで目標を達成しよう 18 GOAL 2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」です

SDGs(エスディージーズ)とは、“Sustainable Development Goals”の略称で、『持続可能な開発目標』と訳されます。SDGsは「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中に定められている目標です。SDGsが大切にしていることや、各目標の内容を分かりやすく紹介しています。

SDGsてなに?

だれが、どこで決めた目標なの?

2015年9月にニューヨーク国連本部で開かれた国連サミットにて、2030年までに国際社会がめざすべき共通の目標として、150を超える国連加盟国の首脳たちによって決められました。

どんな目標?

SDGs(持続可能な開発目標)は、2030年までに達成すべき17の目標が示されています。「誰ひとり取り残さない」世界をめざし、先進国や開発途上国みんなで協力して取り組むことが必要とされています。

目標をくわしくみてみよう

FTCJ監訳 ルビ付きSDGs一覧表 ダウンロード

※学校の授業等でご自由にご活用下さい。

こちらの資料は「大東建託グループみらい基金」のご支援によって作成されました。

大東建託グループみらい基金

目標(ゴール)の種類

SDGsの目標は、貧困、不平等・格差、気候変動のない持続可能な世界の実現にむけて、2030年までに17のゴール、169のターゲットを国際社会全体で、達成することをめざすものです。17のゴールは、5つのP(5分野)に分けられます。

People[人間]=世界の貧困をなくす
1 貧困をなくそう 2 飢餓をゼロに 3 すべての人に健康と福祉を 4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう 6 安全な水とトイレを世界中に

すべての人の人権が尊重され、尊厳をもって生きることができるようにする。貧困と飢餓を終わらせ、すべての人に質の高い教育が提供され、ジェンダー平等を達成し、水と衛生、健康的な生活を保障されている。

Prosperity[繁栄]=「つづく経済」をつくる
7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに 8 働きがいも、経済成長も 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 10 人や国の不平等をなくそう 11 住み続けられるまちづくりを

すべての人が豊かで充実した生活を送れるようにする。自然と調和する経済、社会、技術の進展を確保する。

Planet[地球]=環境を守り育てる
12 つくる席に使う責任 13 気候変動に具体的な対策を 14 海の豊かさを守ろう 15 緑の豊かさも守ろう

責任ある消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通して、地球を破壊から守る。

Peace[平和]=仕組みつくり
16 平和と公正を公正をすべての人へ

平和、公正で、恐怖と暴力のない世界。すべての人が参加できる世界を目指す。

Partnership[協働]=実現のための資金と協力関係づくり
17 パートナーシップで目標を達成しよう

政府、民間セクター、市民社会、国連機関を含む多様な関係者のパートナーシップを組んでゴール達成を目指す。

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンとSDGs

私たちフリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、カナダの12歳の少年クレイグくんによって「世界の貧困や差別から子どもをFREEにする」ために1995年に設立されたFree The Childrenという団体に賛同して日本で始まりました。この「貧困から差別から子どもをFREEにする」は、団体のミッションの1つめとしてかかげていることです。この1つめのミッションを達成するため、私たちは、貧困によって人間らしい生活ができず権利が守られていない人々、特に子どもや差別を受けている人々が自立し、権利が守られ、安心して過ごせるように国際協力活動や支援活動に取組んでいます。特に密接に関係しているSDGsのゴールは、以下の8つです。

1 貧困をなくそう 2 飢餓をゼロに 3 すべての人に健康と福祉を 4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう 6 安全な水とトイレを世界中に 7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに 8 働きがいも、経済成長も

また、SDGsについて書かれている「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中のパラグラフ8には、「子どもたちに投資し、すべての子どもが暴力および搾取から解放される世界。すべての女性と女児が完全なジェンダー平等を享受し、その能力強化を阻む法的、社会的、経済的な障害が取り除かれる世界」こそが、国際社会がめざすべき世界であるとされています。

ここでは、子どもは「守られるべき脆弱な人々」とされていますが、一方でパラグラフ51では「重要な変化の担い手」とも捉えられています。つまり、子どもは「守られるべき弱い存在」とされる一方で、同時に「持続可能な社会にむけた重要な変化を起こす担い手」であると位置づけられているのです。
これは、私たちフリー・ザ・チルドレンの設立当初からの理念である「子どもは助けられるだけの存在ではなく、自らが変化を起こす担い手である」と一致しています。

私たちの団体のミッション2つめは「『子どもには世界を変えられない』という考えから子どもをFREEにする」です。このミッションを達成するために、日本の子どもが人権や貧困問題、共生社会、平和や非暴力、環境問題などの社会課題に向き合い、地球市民としてアクションを起こし、変化を起こしていけるよう応援をしながら、子どもと共に歩んでいきます。
そして、持続可能な社会の実現にむけて、一人ひとりが主体的にアクション(行動)を起こせるよう促していきたいと、考えています。
これに特に密接に関係しているゴールは、こちらです。

10 人や国の不平等をなくそう 16 平和と公正を公正をすべての人へ

フリー・ザ・チルドレンでは、人々、特に子どもや若者が持続可能な社会に向けたアクションを起こすために必要な知識やスキルや機会の提供を行い、より良い世界に向けたムーブメントを起こしていくことに力を入れています。
「地球上の誰ひとりを取り残さない(Leave No One Behind)」ため、持続可能な世界をつくるためには、子ども、若者、おとな、学校、企業、団体、行政、国際的な様々なコミュニティとともに、歩んでいくことが重要であり、必要不可欠だと考えています。一緒によりよい社会に向け、アクションを起こしていきましょう!

一般社団法人SDGs 市民社会ネットワーク

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは 一般社団法人SDGs 市民社会ネットワーク加盟団体です。

今日は何の日? 
国際デーから社会問題を学んでみよう。

世界にはたくさんの問題があり、複雑にからみ合っています。「世界エイズ・デー」や「世界難民の日」など、国連が定めているさまざまな「国際デー」が毎月たくさんあります。今月は「何の日」があるでしょうか。SDGsのどのゴールと関りがあるか、世界のいろんな問題について考えていきましょう。たくさんの国際デーの中から、SDGs、子どもや教育、貧困問題に大きく関係しているものをピックアップし、1つ10分以内で学べる資料です。