【フィリピンスタディツアー2026春】報告Vol.2 ーDay3~Day4の様子
事業報告/支援地域レポート

【フィリピンスタディツアー2026春】報告Vol.2 ーDay3~Day4の様子

2026年3月25日〜3月31日に開催した「フィリピンスタディツアー2026春」の報告ブログを、連載としてスタートします!
参加者の生の声も掲載しています。素敵な学びや気づきをたくさん報告してくれています。
支援先であるフィリピンの様子が気になる方も、スタディツアーへの参加を検討している方も、ぜひご一読ください!


~報告一覧~
Day1~2
Day3~4
Day5~7


報告「フィリピンスタディツアー2026春」
Day3

 
前日はアエタの村でホームステイ!
朝集まって、いろんな話を聞かせてくれました。泊まった家も、竹を組んだ高床式のお家や、ブロックやトタンで作られたお家など様々でした。
「ぐっすり眠れた!」「扇風機をつけてくれた」「夜中中もずっとニワトリの鳴き声が・・・」などなど、様々な反応。
日本ではなかなかできない経験を楽しんでいる参加者の様子がありました。
寄付で集まった文房具や衛生用品、前日にマーケットで購入したお米などをお渡しし、改めてお世話になった家族へお礼をお伝えしました。
 

 
 

そのあとは、この村の農園を案内してもらいました。
小川を渡ったりと険しい道を、子どもたちが手を取って支えてくれながら案内してくれる姿にも感想している参加者。
あちこちで果物の木が植えられています。日本では見たことのない果物にもトライ!
この村で育てているマンゴーは人工的な手を加えず育ったナチュラルなマンゴーで、とても甘くおいしいマンゴーです。
フェアトレード商品として、FTCJでも販売しています!(詳しくはこちら
 

 
 
日本での普段の暮らしとはまったく違う生活に、たくさんの刺激を受けました。
また、裕福とは言えない生活の中でも、訪問者の私たちにあたたかく親切に接していただいたことに感動した様子もたくさん見受けられました。
 

 
 

アエタの村とお別れをして次に向かったのは、刑務所や虐待から救出された男の子たちの施設。 
施設のスタッフから、この施設の役割やどういった子どもたちが暮らしているかなどの説明を受けました。
また、この施設で暮らす1人の男の子が、どのような背景でこの施設にやってきたのか話してくれました。
壮絶な人生に、参加者も驚きの様子で、質問もたくさん。
そのあとは、空手の授業も一緒に受けさせていただき、バスケットボールや大縄跳び、フリスビーなどをして交流を深めました。(空手は、規律や忍耐を学んだり、エネルギーを正しく発散するためのアクティビティのひとつとして取り入れられています。)

 

 
 

夜は、2日間の経験や感じたこと、疑問、問題だと感じたこと、そのためにどんな変化が必要なのか、等を参加者同士でシェアしました。
自分が滞在した家や交流した人は、あくまでその家族・人であって、先住民族全体が同じではありません。
滞在したお家の情報やそれぞれの経験を聞いて、新たな発見もありました。
 

 
 


Day4

4日目は、プレダ基金が運営する女の子の施設を訪問し、子ども達と交流しました。
まずは施設についての説明を職員さんからしていただきました。この施設は、虐待や性虐待を受けた女の子たちを救出・保護する施設で、救出だけでなく、加害者に罪を償わせるための法的な措置を行う活動もしています。また、女の子たちがトラウマから回復できるよう、様々なセラピー等も行い、段階的に自立していけるような仕組みを作っています。訪問当時は1歳~19歳の女の子たちが生活していました。
施設の中も案内していただき、普段女の子たちが生活しているスペースや、セラピーの部屋などを見せていただきました。
 
そして女の子たちとの交流!
自己紹介の後は、早速タレントショー!
女の子たちから、パワフルなダンスを披露していただきました。日本人からも、歌とダンスのお返しをして盛り上がりました!
グループに分かれてお昼ご飯も一緒に食べ、それぞれ質問をし合ったり遊びを教え合ったりと、交流を深めました。
 

 
 
お昼ご飯の後行われたのは、自身が受けた性虐待の経験のストーリー共有です。
母親が亡くなってから始まった父親からの性虐待について、そこからプレダに来るまでに合った様々なつらい経験を1時間ほどかけて話してくれました。
プレダでは、裁判に備えての練習やセラピーの一環として、本人の気持ちの整理がついてから、こういったストーリー共有の機会をもつことを大切にしています。
繰り返される性虐待の様子、だれにも言うなと言われ隠していたら実は妹も性虐待を受けていたこと、それを周りの大人に信じてもらえなかったことなど。参加者にとっても、被害の状況を詳しく聞くことは苦しい面もあったと思いますが、真剣にメモを取りながら話を聞いていました。そして、さっきまでの明るく過ごしていた女の子たちの姿とのギャップに、戸惑いも感じていました。
ですが、話し終わった彼女は、聞いてくれてありがとうと伝えてくれました。
 

 
 
その後、各々の過ごし方で女の子たちと交流!
外でバトミントンやバレーボールをしたり、遊具で遊んだり、手遊びを教えてもらって一緒にしたり、お話したり。
辛い経験をしながら、明るくパワフルに生活する女の子たちに、参加者も様々な学びや気づき、感情を得ているようでした。
 

 
 
女の子の施設を去った後は、3日間過ごしてきたオロンガポの町とプレダを離れ、マニラへ!
夜マニラの宿泊先へ到着し、近くのモールでそれぞれ好きな夕食を取りました。
注文した食事が出てくるまでに1時間かかるというハプニングにあった参加者も!
これもフィリピンらしさだね~と現地の方々と同じように楽しくおしゃべりしながら待ちました!
 

  
 
Day5からはマニラでの滞在記録です!
 
 


参加者からの報告

フィリピンツアーを通して、実際のフェアトレードや虐待、性暴力などの現状を知りたいと考えたため参加しました。
実際行ってみて、カレン神父のお話や、男性、女性の体験などを聞けてよかったし、このようなことが起きないように自分はどう行動すれば良いか考えるきっかけにすることができました。印象に残っているのは、みんなでバスケットボールをしたという経験です。とても人懐っこく自分達とフレンドリーに接してくれて嬉しかったので、特に印象に残りました。
ツアーで学んだことは、性的虐待やフェアトレードなどの問題は実際知らないところで頻繁に起きてしまっていて止めていかなければならないということです。
自分は今回のツアーを通して自分も少しではあるがアクションしていくことが大事なのだなと思いました。
澤田虎影/中学生
今回のツアーを通して、世界にはさまざまな問題を抱えている人々がいることを実感しました。実際に現地を訪れたことで、学校で学んだり本で読んだりするだけでは分からない、現実の厳しさや課題を知ることができたと感じています。
特に印象に残っているのは、性的虐待を受けた子どもたちの存在です。まだ10代でありながら妊娠している子どもがいるという現実に大きな衝撃を受けました。もし自分が同じ立場だったらと考えると、とても耐えられないと思いました。また、フィリピンではどのような理由があっても中絶が認められていないことを知り、強い衝撃を受けると同時に、国や地域によって価値観や制度が大きく異なることも学びました。
さらに、このツアーを通して自分自身の考え方にも変化がありました。参加する前は、自分は不幸で恵まれていないと感じることが多くありましたが、今はそのように考えること自体が自分を不幸にしているのだと思うようになりました。日本に生まれ、法律に守られ、教育を受けられる環境にいることがどれほど恵まれているかを日々意識するようになりました。

今回の経験から、自分にないものではなく、すでに持っているものに目を向けることの大切さを学びました。今後はこの気づきを大切にしながら、物事を前向きに捉えていきたいと思います。

みち/高校生

全体を通して、楽しい思い出ができました。印象にのこっていることはボーイズ、ガールズのプレダでした。なぜならこんな悲しい事があっても前向きに動いていることがすごいと思いました。ツアーで学んだことでは、フィリピンの過去など、ボーイズやガールズの過去について知ることができました。刑務所に入った人=悪い人かなって思ってましたが、そんなことがなく価値観が変わりました。

笠井悠暉/中学生

このツアーを通して、本や写真だけではどうしても植え付けられてしまうイメージにとらわれない、リアルな感覚を得ることができました。また、実際に人と関わる中で触れたフィリピンの方々の温かさや、目に焼き付いた社会問題の現実は、日本にいるだけでは決して実感することのできないものでした。それらを本で得た知識としてではなく、自分自身の経験として人に伝えられるようになったことは、私にとって大きな財産になったと感じています。

みか/中学生