Philippines
フィリピン

Philippines
フィリピン基本情報

約7,600の島々から成る東南アジアの美しい島国、フィリピン。陽気で温かい人々、豊かな自然と文化が訪れる人々を魅了します。一方で、近年の急速な経済成長の裏側では、貧富の差の拡大や、人身取引など子どもを取り巻く深刻な人権課題が報告されています。

国名 フィリピン共和国(Republic of the Philippines)
首都 マニラ
国土 298,170km² (日本の約4/5)
人口 1億903万5,343人
言語 (国語)フィリピノ語、(公用語)フィリピノ語、英語 ※180以上の言語がある
宗教 ASEAN唯一のキリスト教国。国民の83%がカトリック、その他のキリスト教が10%。イスラム教は5%(ミンダナオ島ではイスラム教徒が人口の2割以上)

※出典:外務省ホームページ

Social Issue
数字で知る、フィリピンの社会課題

1750万人

フィリピンの人口の15.5%、約1750万人の人々が、5人家族で1か月12,082ペソ(約27,000円)以下で暮らしています。(世界銀行・2023)

40人に1人

フィリピンの子ども(5〜17歳)の約59万7千人が児童労働をしているとされています。(フィリピン政府・2020)※児童労働とは、義務教育を妨げる労働や、法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働のことです。

100人に1人

2022年、フィリピンの子ども約50万人がオンラインでの子どもの性的搾取(OSEC)の被害に遭いました。(IJMインターナショナル・ジャスティス・ミッション(IJM)及びノッティンガム大学ライツラボ・2023)

3人に1人

フィリピンの子どもの3人に1人は、義務教育を終えられません。(UNESCO・2025)

Our support
私たちの活動

私たちは、現地のパートナー団体とともに子どもたちが安心して学べる環境づくりや、地域の自立支援活動に取り組んでいます。

フィリピンでは、富の大半をごく一部の富裕層が占め、先住民族や貧困層の子どもたちは教育や医療の機会に恵まれず、性産業に巻き込まれる危険もあります。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、こうした子どもたちの権利を守るため、教育支援や保護、自立支援、そして大人への収入支援を行っています。

先住民族コミュニティ自立支援

フィリピンの先住民族は土地の権利や教育・医療へのアクセスが制限され、貧困が連鎖しています。私たちは子どもの栄養と教育を支え、農業支援やフェアトレードを通じて地域の自立と持続可能な発展を目指しています。

支援地域:ルソン島北部
現地パートナー:プレダ基金

子どもの救出と保護・自立支援

フィリピンでは子どもへの虐待や人身取引が深刻で、多くの子どもたちが危険にさらされています。私たちは現地パートナーと連携し、路上生活や性的搾取から子どもたちを救出・保護。安心して暮らせるシェルターの提供に加え、教育や職業訓練を通じて、自立と未来への希望を支えています。

支援地域:オロンガポ市
現地パートナー:プレダ基金

Voice
フィリピン現地からの声

ミンダナオ島の子ども Aさん
先住民族の私たちにとって、無料で教育を受けられることはとても貴重なことです。学校があのまま修繕されなければ、私たちは学校に通うことができなくなっていたと思います。皆さんのおかげで私たちは勉強を続けることができ、両親や近所の人も喜んでいます。
ミンダナオ島の子ども Bさん
皆さんのおかげで小学校を卒業することができました。将来の夢を叶えるため、そして皆さんの協力を無駄にしないように、これからも全力を尽くします。

寄付でできること

例えば2,500円で

検診&衛生キット1人分

例えば12,000円で

保護施設の子ども1人のごはんとおやつ代(1か月分)

例えば50,000円で

1クラス分の給食(1ヶ月分)

Activity
これまでの主な活動

  • 2016年〜2023年

    視覚障害を持つ子どもたちへの教育支援

  • 2006年〜2025年

    ミンダナオ島先住民族の子どもへの教育支援

  • 2004年〜2016 年

    ストリートチルドレン(TATAG)への教育支援

  • 2003年〜2025年

    マニラのスラム地域に暮らす子どもたちへの教育支援

  • 2006年~2025年

    緊急・復興支援事業(台風、洪水、紛争、コロナ)

  • 1999年~現在

    子どもの救出と保護・自立支援(プレダ基金支援プログラム)

Activity
フィリピン活動報告