難民の現実を伝える短編映画制作

名前/グループ名/
グループメンバー
坂口くり果
起こした
アクション
私の学校には85以上の国・地域から集まった生徒がいる。なかには、紛争によって 「故郷」を追われ、難民となった友人たちもおり、彼らから聞く話はニュースで見聞きするよりも遥かに生々しく壮絶なものだった。日本を含む世界のメディアによる報道の限界やバイアスを超え、メディアに聞かれることのない本当の若者の声を届け、かつ世界の本当の現状を伝えるべく、彼らの実体験や願いを記録した、インタビューベースの短編映画"Unknown Reality 故郷を追われた若者が、世界にいま伝えたいこと。"を監督・制作した。
起こした
アクションの種類
啓発活動(問題について知ってもらうために伝える活動)
活動期間
2024年4月~2024年7月
活動地
海外
属性
高校生/高専生
取り組んだ
社会課題
紛争、難民問題、メディアの限界とバイアス
関連する
SDGs目標
16:平和と公正をすべての人へ4:質の高い教育をみんなに10:人や国の不平等をなくそう

工夫したことや達成したこと

私の先入観による誤情報の拡散を避けるため、インタビューベースのドキュメンタリーというかたちを取り、彼らの声をそのまま使用した。また、多様性を尊重し、より多くの人が気分を害さぬよう特定の国や人を非難する表現は避けるよう心掛けた。この映画を映画祭に出品したりイベントで放映することにより、難民となった友人の聞かれざる声や想いを届けること、そしてメディアの制限によって偏り少なくなった情報を頼りに生きる社会に新たな本当の現状を知るきっかけを作ることができた。

困難だったこと/次回に活かすこと

いくら彼らが声をとどけたいという想いを持っていても、彼らの経験にはトラウマが付きまとうため、タイミングによっては話せる状況ではないこともあることを知った。インタビューに参加できるメンバーが減ったり変更になったりするなどの困難もあったが、彼らの精神状態に寄り添い、話せる範囲でなるべく伝えたいことを最大限伝えられるよう時間をかけて内容を何度も話し合い、インタビューに使用する質問を調整した。

これからアクションを起こす人へのメッセージ

アクションを起こすときに、完璧な計画や準備が整うまで待つ必要はないと思っています。まずは自分のパッションや社会問題を解決したいという想いから一歩を踏み出し、周りの人と協力しながら徐々に継続していくことが重要かなと思います!
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