IP Community
先住民族コミュニティの自立支援

フィリピンには110以上の先住民族が暮らし、独自の文化と自然とともに生きています。しかし、土地の権利侵害や差別、社会サービスへのアクセスの制限により、多くの人々が今も教育や医療を受けられず、貧困に苦しんでいます。そこで、私たちは先住民族が貧困から抜け出し、自立できるよう支援しています。

Our support
給食で学びを支え、持続可能な支援を

フィリピン・ルソン島に暮らす先住民族アエタの小学校に通う子どもたちの多くが低体重児であることがわかったため、私たちは「給食支援プロジェクト」を立ち上げました。学校に通う子どもたちに栄養バランスのとれた食事を届けることで、健康を支え、学びを継続できる環境づくりを進めています。

さらに、地域全体の自立を目指し、農業生産者への技術支援や灌漑設備の整備を通じて収穫量の向上を図っています。収穫されたマンゴーはドライフルーツに加工され、日本でフェアトレード商品として販売。こうした取り組みが、地域の暮らしを支える持続可能な支援の循環を生み出しています。

プログラム概要

事業名 フィリピン・ルソン島に住むアエタ民族の子どもへの学校ごはんプロジェクト
支援地域 フィリピン共和国ルソン島北部
目的 アエタ民族の子どもが、健康的に初等教育を受けることができる環境を整えること
受益者数 対象コミュニティに住むアエタ民族 約1500名
支援期間 2025年~現在

Our partner
現地パートナー

プレダ基金

Peoples Recovery, Empowerment and Development Assistance

プレダ基金は、フィリピン・オロンガポ市にある現地NGOです。この団体は1974年、アイルランド人のシェイ・カレン神父と、フィリピン人のヘルモソ夫妻によって設立され、「子どもや女性、貧困層の人々を守る」という使命を掲げて活動しています。過去ノーベル平和賞に4回ノミネートされ、2024年には設立50周年を迎えました。

Penpal
ペンパルサポーター募集中

寄付した子どもと文通ができる

これまでフィリピンのミンダナオ島に暮らす先住民族の教育環境を支えるため、学校の修繕やトイレ建設を行ってきました。2025年からは、ルソン島に暮らすアエタ民族への支援を開始しました。アエタの子どもたちの多くは低体重で、空腹や栄養不良により学習に集中できず、家庭の経済的事情から退学を余儀なくされることもあります。

そこで私たちは、小学校での給食支援を通じて子どもたちの健康と学びを守る取り組みを始めました。あわせて、農業支援によって家庭の収入向上も図っています。この継続的な支援を支える月3,000〜の「ペンパルサポーター」を募集しています。手紙を通じて子どもたちと心を通わせながら、未来を一緒に応援しませんか?

寄付でできること

例えば2,500円で

検診&衛生キット1人分

例えば12,000円で

保護施設の子ども1人のごはんとおやつ代(1か月分)

例えば50,000円で

1クラス分の給食(1ヶ月分)

Report
フィリピン活動報告