手段を知ろう

最初は何も分からず不安の中で始めたアクションも、続けていくと新しいアイディアが生まれたり、次のアクションに繋がっていったりするでしょう。しかし、ただがむしゃらに動けばいいというわけではありません。
ここでは、あなたがアクションの目標を達成し、より大きなインパクトを生み出していくためのコツをご紹介します。
考えるコツ

日頃のインプットを大切にする
テレビ、インターネット、SNS、新聞、授業、日常の会話の中で「使えそう!」と思うものがあったら、「何に」「どのように」使うかを考えながらメモを残しておきましょう。
環境を変える
考える場所を変えることで、アイデアが浮かびやすくなることもあります。リビング?図書館?トイレ?公園?カフェ?…あなたの頭が一番柔らかくなる場所はどこでしょうか?
アイデアをどんどん書く
思いついたことはノートに残しておきましょう。いろいろなアイデアが合わさって新たなアイデアが生まれることも。グループで話し合う時も、メモを取りながら話そう。
考えるのをやめる
何も思い浮かばない!そう思ったら、考えるのをやめましょう!一番頭が柔らかくなるのは、頭がリラックスしているときです。
書くコツ

テーマ設定
書き始める前にテーマを決めることで、考えや構成がまとまり書きやすくなります。
具体的に!簡単に!
その時の情景、においなど、状況を具体的に書くことで、共感や説得力を生むことができます。ただし、文章はなるべく短く簡単に。一文が長いと、要点が分かりにくくなります。
タイトル
まずはタイトルで「読みたい!」と思わせることが大事。内容をまとめたタイトルをつける方法もありますが、最初に目を引くタイトルを工夫して考えましょう。
文章のタネ
自分にとって印象深かったことを文章のタネにすると、読み手にも強い印象が残ります。タネはテーマに直接関係なくてもOK。そこから書き始めて、テーマにつなげよう。
リズム
書き終わったら声に出して読んでみて、スムーズになるよう修正しよう。
事実と意見を区別する
読み手に間違えた情報を伝えたり誤解を与えたりしないために、「調べたこと」と「自分の意見や気持ち」は区別して書くよう意識しよう。
話すコツ

まず、5W1H!
以下の6つをはっきりさせてから、話す内容や原稿作成に取りかかりましょう。
WHAT「何を一番伝えたいのか」
WHY「なぜ伝えたいのか」
WHO「誰に?何人に?」
WHERE「どこで伝える?」
WHEN「いつ伝える?」
HOW「どうやって伝える?」
とにかく練習!そして振り返り
緊張せず上手に伝えるためには、練習が必要です。以下のポイントを意識し、できるだけたくさん練習しましょう。そして終わったら振り返りが大切。良かった点や改善点をまとめておきましょう。
・聞き手の目を見て、聞きやすいスピードで
・ジェスチャーや表情を使って
・声やジェスチャーの強弱でメリハリを
・原稿は覚えて、伝えることに集中しよう
分かりやすい、伝わる構成を
話の流れがバラバラだと、どんなにいい内容でも上手く伝わりません。起承転結を意識して、分かりやすい構成にすることが大切です。
はじめかた
聞き手の興味をそそるような話し始めを考えてみましょう。個人的なストーリーを話したり、これからどんなことを話すのか簡単に伝えるなど、手法は色々。
内容
あなたが伝えたいことを、あなたらしく、楽しんで伝えよう!
おわりかた
一番伝えたいことを、繰り返しましょう。また、ただの話で終わらず、話を聞いたあとに聞き手が行動にうつせるような伝え方を意識しよう。
広めるコツ

SNS・ブログ
SNSやブログは気軽に始められ、多くの人に情報を届けたり、活動の輪を広げるのに便利なツールです。ただし、情報が更新されないと、活動していないと思われたり、マイナスに働くことも。自分にあった、無理なく更新できるツールを選ぼう。
展示・文化祭・説明会
学校で展示をしたり、文化祭で出店することで、学校の仲間に直接伝えることができます。また、学校や地域で説明会を開くことで、関心をもってもらえたり、その場で仲間になってもらうこともできます。
オンラインの便利ツール
Gmailなどのウェブメールや、ファイルの共有ツール(Google Driveなど)などを活用することで、グループ内での情報共有や他の協力者とのコミュニケーションをスムーズに進めることができます。
ネット掲示板、オープンチャット
イベントを紹介できる掲示板サイトを利用すれば、同じ関心を持つ人々に自分たちの活動を広めることができます。(例えば…Yahoo!ボランティア、JICAパートナーなど)また、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、メンバー限定のLINEオープンチャットを運営しています。全国のメンバーに呼びかけたい時に活用できます。
チラシ・ポスター
イベント紹介やメンバー募集などのポスターやチラシを作成し、人目の付くところに貼ったり、配ったりしましょう。ポスターを貼ったりチラシを配るのに許可が必要な場合は、必ず許可をとってからにしましょう。
募金や活動資金を集めるコツ

街頭募金
ある高校生のグループは、街頭募金を繰り返し行ない1年で80万円集め、その資金でフィリピンの施設に通学用のバスを贈りました。街頭募金活動には、感動と学びがいっぱいです!ぜひ楽しみながらやってみてください。
公道→ その場所を担当する警察署に申請書を提出し許可をもらいます。
私有地(誰かの家の周りや空き地)→持ち主に許可をとります。
学校→ 学校の先生に許可を得てください。
バースデードネーション
自分の誕生日、推しの誕生日などにちなんで寄付を集める活動です。周りの家族や友人、先生に「プレゼントの代わりに〇〇へ寄付をお願いします!」と直接呼びかけて集める方法もあれば、インターネットを活用し広く呼びかける方法もあります。
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの活動への募金のためにバースデードネーションに挑戦したい!というメンバーには、気軽に使いやすい「Syncable(シンカブル)」というサイトの利用をおすすめしています。
シンカブルでのバースデードネーション立ち上げ方法
- シンカブル内のフリー・ザ・チルドレン・ジャパンのページへアクセスします。
- 「寄付集めを手伝う」をクリック→「バースデードネーション」を作成する
- 目標金額、期間などの設定、ID作成などを行ないます。次の画面で、募金のタイトルや写真、背景や目的、目標などを説明する文章を記入し、準備ができたら公開。スタート!
販売活動、フリマ
手作りのアクセサリーやお菓子などを文化祭やイベントで販売したり、不用品を集めてフリーマーケットに出店したりするのも、仲間と楽しみながら活動資金を集められるおススメな方法です。
詳しくはこちらをご覧ください。
- 1.目的と計画
- まず「何のために」販売するのかを決め、その次に「いつ」「どこで」「何を」販売したいかを決定しましょう。
- 2.準備
- 販売に必要なものを準備しましょう。例えば、プライスカード(商品名と値段)、収益の使い道を説明するチラシやポスター、飾り付け、お釣り、募金箱、役割分担表、販売表など。また、販売する商品の情報や販売目的、その背景を調べ、販売中に質問を受けた時に全員が答えられるようにしておきましょう。
- 3.販売活動実施!
- 準備が整っていれば大丈夫!楽しんで活動しよう!ただし、お会計は正確に!
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのフェアトレード代理販売を申し込むと、事務局から商品と販売表が届きます。現金や在庫数に間違いが出ないよう、商品をひとつ販売するごとに記入しましょう。
募金箱の設置
学校の文化祭やイベント、近所のお店などに募金箱を設置して、募金を集めてみよう。 日ごろの積み重ねが、大きな力を生み出します!
- 1.目的と計画
- どこに、どれくらいの期間設置し、何のための募金なのかを決めよう。文化祭など1日の設置や、近くのお店に半年間設置していただいたり、生徒会のキャンペーンとして学校の玄関付近に1か月設置するなど、自分たちに最適な方法を考えよう。
- 2.設置の許可をもらおう
- 募金箱を設置する場所を 管理している人に相談して、設置の許可をもらおう。 その際、募金箱の大きさや、チラシの設置ができるかなどの確認もとっておこう。
- 3.募金箱の作成
- 箱や空き容器などを活用し、募金箱を作ろう。見やすい位置に募金の目的を明記しましょう。チラシを置かせてもらえる場合は、募金の使い道や報告がどこで行われるかなどを書いたチラシも用意。
- 3.募金箱の設置、回収
- 管理方法や募金の回収方法を確認し、募金箱を設置しよう。第一優先は、置かせてもらう場所の方々に迷惑をかけないこと。回収したら集まった金額を記録し、あらかじめ決めていた募金先へ振り込みなどを行ないましょう。
チャリティーイベントの実施
募金活動には、チャリティーライブやサッカー大会、講演会といったイベントを実施する方法もあります。参加費が募金になる仕組みです。ゲーム大会やランチ会なども気軽でおススメ。
活動に役立つツール

クラウドファンディング
集めたい目標金額を設定し、特定の活動に対してインターネット上で支援者を募る方法です。目標に到達しなければ支援金を受け取れないAll or Nothing型と、達成に関わらず集まった支援金を全て使えるAll In型の2種類があり、活動内容などによって選択します。
コミュニケーションツール
ミーティングには参加したいけど、遠くていけない!といった場合に活用できるツールです。
例えば… LINE Zoom Google Meet など
動画・配信サイト
動画配信サイトの活用で、ミーティングやイベント、活動の生中継やアーカイブなどをたくさんの人に見てもらうことができます。仲間集めや呼びかけにも活用できますね。
例えば… Youtube ツイキャス Instagram など