【事業報告】渋谷区子ども会議のコーディネートを担当しました
2025年10月から12月にかけて、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、渋谷区子ども青少年課からの依頼を受け、今年初開催となった「渋谷区子ども会議」の企画・運営コーディネートを担当しました。
学校、地域、日々の暮らしのことなど、子どもたちが自身の視点で「こうだったらいいな」「もっとこうしたい!」という熱い思いを全3回の会議で練り上げ、最終回では区長へ直接プレゼンテーションを行いました。
参加したのは、公募で集まった渋谷区在住・在学の小学4年生から中学3年生までの18名。以下の3つのテーマに分かれ、具体的な提案を考えました。
福祉: 障がい者の活躍について
環境: ゴミと落書き問題について
デジタル活用: デジタルを活用した学習アイディア等
企画の段階では、課題への認識や理解度に違いのある子どもたちが、3回の会議を通してそれぞれの課題をより深く理解して話し合いに臨み、最終ゴールである提案発表につなげるにはどうしたらよいかを、渋谷区の担当者の方々と何度も協議を重ね、調べ学習(宿題)を織り交ぜながら、着実にステップアップできるプログラムを構築しました。
単なる「体験」で終わらせず、区長や担当課の方々と真剣に意見を交わすことで、「自分たちの声で社会が変わる」という実感を持てる場を目指しました。
開催スケジュール :
第1回: 10月4日(土)|チームビルディング・課題の深掘り
第2回: 11月15日(土)|解決策のアイディア出し
第3回: 11月29日(土)|提案資料の作成・リハーサル
第4回(発表会): 12月13日(土)|区長との意見交換・報告会
※各回2時間半
感想(抜粋)
・参加する前は緊張していたけれど、みんなと話して、いろいろな意見が聞けるのが楽しかった。
・自分が子どもだから「よくやったね!」という感じではなく、対等な姿勢で言い返してくれたから新鮮だった。
・普段子ども同士で意見交換をする場が少ないので、意見交換ができてうれしかった。
・自分のしたい区にできることがうれしかった。
・頑張って考えた企画を否定しないで受け止めてくれたことが嬉しかった。
・区長さんと初めて話して、相槌打ってくれた、コメントしてくれる時にアドバイスをくれてよかった。
参加者の皆さんは、会議と会議の間も自主的に調べ学習に取り組むなど、非常に積極的な姿勢を見せてくれました。
皆さんの声は、これからの渋谷区の未来を創る大切なヒントとして生かされます。
積極的に参加して、様々な意見を出してくれて、一緒に子ども会議を作ってくれてありがとうございました!
【募集チラシ】

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、自治体や教育機関の皆様向けに、子ども会議のコーディネート、教材作成、意見聴取、ファシリテーター養成講座などを実施しています。
詳細・ご相談はこちら: https://ftcj.org/we-movement/facilitator