【開催報告】テイク・アクション・キャンプ・ジャパン2019夏

8月21日~25日に、国立中央青少年交流の家(静岡県御殿場市)で、

テイク・アクション・キャンプ2019夏を開催しました!

 

 

 

【1日目】

キャンプでは、同年代の7~8人のグループ(以下スモールグループ)での活動が多くなっています。初めに、スモールグループではキャンプで活動する際にみんなが安心して過ごすためのルールを、メンバー自身で作ります。また、各グループで作成したルールを持ち寄って、全体で互いのルールの確認もしました。

 

ゲストスピーチ

コンゴ出身の元子ども兵のミシェル・チクワ二ネ氏を招き、自身の少年兵としての体験や過酷な環境から解放され自立するために必要なこと、私たち自身が社会を変える担い手であることを語っていただきました。

 

 

キャンドルファイヤー

あいにくの雨のためキャンプファイヤーが中止になり、キャンドルファイヤーをしました。団体にかかわり始めた順に火を灯していき、社会を変えたいとの思いが続いていっていることを確認しました。

 

 

 

【2日目】

スモールグループでのチームビルディングゲーム

スモールグループの仲間たちと協力して行うゲームをしました。

 

オリンピックゲーム

スモールグループとは違った年齢を縦割りにした3つのチームに分かれ、対抗戦を行いました。

 

 

児童労働シミュレーションカードゲーム

児童労働の現状と生活を体感するワークショップを行いました。

 

痛んだ果実

相手の気持ちを考えるワークショップを行いました。

 

 

キャンペーンポスター作り

今後実施する3つのキャンペーンのポスターを制作しました。個性豊かなポスターができました。

 

 

 

【3日目】

テイク・アクション・デー

キャンプ地の近くの施設で、実際にボランティア活動を行いました。

今回は、デイケアセンター・社会福祉法人・農園、富士植林活動の4種類のボランティア活動を、

各団体様のご協力で実施しました。曇り空でしたが、無事にボランティア活動を終えることが出来ました。

 

 

カントリーセッション

毎回のキャンプスタッフには、海外からの留学生がおり、

各スタッフの出身国について知るセッションを設けています。

今回はセルビアとベルギーでした。

 

 

 

【4日目】

アクションプランニング

自分の好きなことや得意なことと社会問題を組み合わせ、自分にできるアクションをそれぞれ考えました。

 

 

アクションプラン発表

自分が考えたプランをみんなの前で発表しあいました。それぞれが自分の好きなことや得意なことをいかしたアクションプランを考えていて、多様性にあふれていました。

 

タレントショー

自分の得意なことを発表しあいました。歌を歌ったり、趣味の話をしたり、ダンスをしたり、お笑いをしたりして、とても盛り上がりました。

 

 

 

【5日目】

スモールグループセッション

卒業帽の制作や、一ヶ月後の自分への手紙を書きました。最後に、お互いの良い所を伝え合って、グループセッションを締めくくりました。

 

クロージングセッション

全員が外側を向いて円になり、中心にいる数名が「私を笑顔に変えてくれた人」「もっと話をしてみたかった人」「もっと自信を持っていいと思う人」などのテーマに合う人にタッチしていくワークショップを行いました。

 

 

 

今回のキャンプで、皆が多くのことを知り、感じ、考え、そしてアクションへの一歩を踏みだしました。

それぞれが今いる場所から社会を変えていくアクションを起こしていきます!!

 

 

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<キャンプを終えて、参加者からの感想>

・自分も意外と意見を持っていたことがわかった。世界には自分も知らない社会問題があることが分かった。

・この5日間でこんなにも自分自身が変われるとは思わなかった。参加する前から社会問題に興味はあったが、キャンプを終えて興味をもっと持つことが出来たし、自分たちの力で世界を変えたいと強く思うことが出来た。本当に良い経験となった。参加して良かった!

・自分は社会問題に対してできることがないと思っていましたがそうではない事、そして、私より小さな子たちがそれらに対してできることはないか真剣に考えていることを知り、自分も負けていられないな、と思いました。

・社会問題について学ぶ中で自分もアクションを起こしてみたいと強く思えるようになりました。一緒にアクションを起こす仲間にも出会えて本当に参加して良かったです!

・今までは自分から意見を言うことがあまりできなかったけれど、キャンプ中にたくさん話し合いをすることで積極的に意見を言えるようになりました。また、社会問題について自分から行動することもできるようになったと思います。

・キャンプでのディスカッションなどを通じて、子どもでも世界を変えることができることを学んだ。また、メンバーとの交流から、新しい友達も作ることができた。

 

 

<参加者の保護者の方より>

本人たちは直前まで全く乗り気でなく、私も彼らには難しいプログラムかな…と思っておりました。ところが帰宅してからもずっとキャンプの話をしたり、姉のSDGsの話を聞いたりしています。来年も絶対行きたいし、WE Dayも楽しみにしているようです。

 

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実施にあたり、下記財団よりご助成をいただきました。

独立行政法人 国立青少年教育振興機構 子どもゆめ基金部

三菱UFJ国際財団

改めて感謝申し上げます。

 

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「テイク・アクション・キャンプ・ジャパン2019夏」
●日 程 :2019年8月21日~25日
●場 所 :国立中央青少年交流の家
●参加者 :35人
男性12人 女性23人
小学生2人、中学生26人、高校生7人

●スタッフ:19人
日本18人 セルビア1人

●ゲストスピーカー
:Michael Chikwanine(コンゴ出身の元子ども兵士)

 

●ご協力団体様(ボランティア派遣先)
:ステップ・ワン 事業所様
ステップ・ワン ゆめ農様

デイサービスセンターすまいる様
ナショナル・トラスト様

 

●過去の実施報告はこちら