病気からの解放 (Freedom from Disease)

 

カナダのブログからです。

(訳者:翻訳チーム 高橋ひとみ)

The original article)

「フリー・ザ・チルドレン(以下、FTC)が設立してくれたバラカ診療所のおかげで、この地域の医療サービスは非常に良くなりました。」と話してくれたのはここに住むアリス・チェボガイさんです。

この地域では今では、時間もそして費用もかけずに医療サービスを受けられるようになりました。これは今までとは比べものにならないとても価値のある進歩と言えます。

バラカ診療所が出来るまでこの地域では病気や怪我をすれば、ロンギサ病院まで通わなければなりませんでした。この病院が街から一番近い病院ですがそれは遙か遠い道のりだったのです。そして彼女自身もその長旅とも言える通院を2度も経験していました。1度目は自身がマラリアにかかった時、そして2度目は彼女の一番上の子どもが同じくマラリアにかかった時でした。

ですがこれは彼女に限ってのことではありません。ここに住むほとんどの人にとって、治療を受けることはかなりの時間と労力の要るものでした。そのため、ここでは病気になっても、ただ家にいるしかなかったのです。

このような状況は地域全体に多大な損害を与えていました。これは、健康についてだけではないとアリスさんは言います。彼女は続けてこうも言いました。「健康でなければ、農場も自分の仕事でさえも何もできない。さらに言えば、この街で医療サービスを受けられなければ、人々が病気になっても病院にも行けず何も仕事ができなくなり、仕舞いには経済が落ち込むことになるのです。」と。

バラカ診療所はこの地域の人々が簡単に医療サービスを受けられるようにし、さらには救急車によって病院までの時間の短縮も可能にしました。おかげで地域の皆が健康でいられ、仕事にも集中していられるのです。そして診療所では地域のお母さんたちに普段の家事でできる健康管理の仕方も教えています。例えば、飲み水を沸かしてから飲むだけで、病気を食い止められるということを彼女たちは学びました。このような予防学習のおかげで病気の数も減少しています。

アリスさんやその家族、そしてこの地域全体が、FTCのおかげで今では病気で悩まされることもなくなりました。この地域にバラカ診療所があるおかげで、皆が健康で暮らせるだけでなく、女性にとっては家族の健康を守れるという自信や知識を得られるのです。

最後に、アリスさんは「FTCは私にとって成長であり、進歩である」と述べ、バラカ診療所や、それを支援してくださった皆様に感謝の意を表しました。