キサルニの学校での様子(ケニア)
FTCカナダのブログ紹介です。
FTCカナダが支援するキサルニの学校では、教師と学生達が協力して学び、教師たちは、単に決められた教科を教えるのではなく、学生各自が教育に興味を持てるようはたらきかけ、学生たちが興味のある分野を追求できるようにしています。
また、教師たちは、学生たちがある議題について批判的に考えたとしても、反対意見が相互作用となり、解決策を得るための新しい方法になることも理解しています。
その後、開催されたあるシンポジウムでも学生たちは参加しましたが、議論をすることで批判的思考技術(クリティカル・シンキング)を学べるいい機会になったと、次回のシンポジウムも楽しみにしているそうです。
キサルニの学生たちは熱心に勉学に取り組む一方で、学校の庭や、グラウンドの木々の世話をする時間も多くあります。
先日、学生たちは寮の周りに若木の苗を植え、これらの木が成長したらどんなに寮の周りの景色が美しくなるであろうと心を踊らせ、これからキサルニで過ごす4年間の学校生活で自分が世話をしていく苗木を選び、喜んでいたそうです。
学校という場所はもちろん勉強する場所ではありますが、
机の上だけでなく校外活動を通して学生の心の豊かさを育てる大切な場所であると
再認識させられる記事でした。
(翻訳:山田あさ子 文責:浅田紀子)