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先住民族コミュニティの自立支援

家から通える中等学校がない、家が貧しくて学費が払えない、女の子の場合、早くに結婚して家庭に入ることを強要されるといった様々な理由から、マサイマラ地区では多くの子どもが中等学校にいけませんでした。私たちはこのような複合的な問題を解決すべく、コミュニティに教育の重要性を伝える啓発活動を行うとともに、寮制の「キサルニ中等学校」を建設し、運営しています。

Our support
奨学金を通じて、誇りとリーダーシップを

私たちは、現地パートナーと協力し、中等教育を受けることで貧困から抜け出し、将来持続可能なコミュニティづくりに貢献したいという子どもたちのためにつくった「キサルニ奨学金プログラム」を通して教育支援を行っています。子どもたちの多くが、家族の中で初めて中等学校に通うことをふまえ、キサルニ中等学校の授業は、彼らが将来、自分たちの文化に誇りを持ちながらリーダーシップを発揮できるようデザインされています。

プログラム概要

事業名 ケニア・マサイマラ地区に住む先住民族に対する教育・啓発活動及び奨学金プログラム
支援地域 ケニア共和国リフトバレー州ナロック県マサイマラ地区
目的 先住民族の子どもたちが、中等教育を受けることのできる環境を整えること
受益者数 同地区に住む先住民約5,000名 
支援期間 2003年~現在

先住民族の女の子が質の良い中等教育を寮生活をしながら授業を受けられるよう、奨学金提供支援を行っています。

キサルニ中等学校は、2011年の開校以来、600人以上の卒業生を輩出。2022年度の卒業生は、全員が大学へ進学しました。

ダンスが大好きで、とても元気な子どもたちです。Asante sana!(スワヒリ語でありがとうございます)

Our partner
現地パートナー

私たちは、ケニアのマサイマラ地区で活動する現地パートナーとともに活動しています。

WCF

WE Charity Foundation

WE Charity Canadaが開始した活動を引き継ぐためにケニアで設立された団体です。現地のコミュニティと連携しながら、病院や学校、農場や女性エンパワーメントセンターなどの運営を通じて様々な慈善事業を行っています。

Voice
子どもたちの声

ミッチェル・チェプキルイさん(ミリマニ女子キャンパス)
互いに助け合い、努力を惜しまない学習者の姿勢がキサルニ学校の好きなところです。ドラマフェスティバルで学校代表として役者を務めたことも、とても楽しい思い出です。キサルニの理念で「多様性の尊重」です。一人ひとりが持つ異なる才能を大切にし、それを伸ばそうとしているところに共感しています。
私は毎朝「将来はコミュニティに尊敬される人になろう」と自分に言い聞かせ、頑張っています。自分の未来を切り拓き、家族の生活を良くするために勉強に励んでいます。将来は家族やコミュニティの役に立ちたいです。数年後、大学で天文学を専攻し、教育の力でコミュニティの可能性を広げたいと思っています。

フラジエ・キプコリさん(ングロット男子キャンパス)
今年1月にキサルニグループ学校に入学したとき、私は新しい環境にワクワクすると同時に、不安でいっぱいでした。でも、すぐに友達が優しく接してくれて、安心して学校に馴染むことができました。最初は人前で話すことが怖くて恥ずかしかった私も、ファシリテーターの励ましのおかげで自信がつき、今では堂々と自分を表現できるようになりました。
初めての試験でA評価をもらい、クラスで質問したり、難しい質問を投げかけたりするのが楽しくなりました。バレーボールも大好きで、学校生活を満喫しています。私は将来、脳神経外科医になって、病気や障害で苦しむ人たちを助けたいと強く願っています。キサルニが私を支えてくれることに、心から感謝しています。

寄付でできること

例えば2,500円で

検診&衛生キット1人分

例えば3,000円で

1か月分の1人当たりの学費

例えば30,000円で

1か月分の1人当たりの学費

Report
活動報告

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