Education for Children
貧困家庭の子どもへの教育支援

経済成長が目覚ましいインドですが、貧困や教育格差はいまだ深刻で、多くの子どもが中等教育への進学を前に学校を離れ、働かざるを得ない状況にあります。児童労働は減少傾向にあるものの、根本的な解決には、すべての子どもが安心して学び続けられる環境の整備が不可欠です。

Our support
貧困家庭の子どもたちに、豊かな学びを

インドではこの20年で児童労働は着実に減少してきましたが、貧困や教育機会の格差といった構造的な課題は今も根強く残っています。特に都市部のスラムや低所得層の家庭では、中等教育への移行期に子どもが学校を中退し、働き始めるケースが後を絶ちません。教育の継続が将来の選択肢を広げる鍵であるにもかかわらず、制服や教材の費用、家庭の経済的事情がその道を閉ざしてしまうのです。

こうした現実に向き合い、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、インドの西ベンガル州コルカタ近郊と、マハーラーシュトラ州ムンバイ近郊において、貧困家庭の子どもが質の高い教育を受け続けられるよう、奨学金の提供や教育施設・教材の支援を行っています。児童労働の根本的な解決には、単に労働をやめさせるだけでなく、「学び続けられる環境」を整えることが不可欠です。私たちは、すべての子どもが未来を選べる社会の実現を目指しています。

プログラム概要

事業名 インド・コルカタ及びムンバイに住む貧困家庭の子どものための教育支援プログラム
支援地域 インド共和国西ベンガル州コルカタ市及びマハーラーシュトラ州ムンバイ
目的 コルカタ及びムンバイに住む貧困家庭の子どもが、質の良い初頭・中等教育を受けられる環境を整えること
受益者数 年間約10名の子ども
支援期間 2025年~現在

Our partner
現地パートナー

私たちは、コルカタ・ムンバイにいる2つの現地パートナーとともに活動しています。

CCD

Centre for Communication and Development

CCDは、インド・コルカタに拠点を置く団体です。1978年、創設者のスワパン氏が友人のアミタバ氏と共に設立しました。その後、児童労働者の救出・保護、農村部における学校建設・運営や子育てをする母親を対象にした収入向上支援事業、教育の重要性を伝える啓発活動など、様々な活動を行っています。現在私たちが支援しているのは、CCDが運営する学校の中でもコルカタ郊外にある「CCDアカデミー」という学校です。

NEWT

Nasiha Education & Welfare Trust

NEWTは、インド・ムンバイに拠点を置く団体です。2003年に設立されて以降、都市部に住む貧困家庭の子どもたちが、教育を受けることで貧困から抜け出し、豊かな人生を送れるようになるために「リムラスクール」という質の高い初頭・中等教育を提供する学校を運営しています。この学校では、特に女子教育と自立支援に力を入れています。

Voice
子どもたちの声

ラフル・サルカルさん

CCDが運営する「子どもの家」に6歳の時に来ました。それまでは貧しくて路上で過ごさなければいけないときもありました。読み書きや計算はできませんでした。でも、子どもの家に来てからは、学校に行けるようになり、スタッフや先生が本の読み方や詩の意味、算数などを教えてくれました。ここで多くのことを学び、人生が大きく変わりました。社会のルールやしてはいけないことも学び、今では年齢の違う子とも仲良くなり、楽しく過ごせるようになりました。クラスメートはみんな優しく、安心できる環境です。

将来はエンジニアになりたいという夢があります。でももう一つ、貧しくて教育を受けられない子どもたちのために、学びの場をつくりたいという夢もあります。教育だけでなく、必要なら衣食住の支援もしたいと考えています。

寄付でできること

例えば2,500円で

検診&衛生キット1人分

例えば3,000円で

学用品1人分

例えば30,000円で

1年間の学費1人分

ご協力いただいた企業・団体様

ウェスレー財団(地域:コルカタ|報告レポート:貧困地域の女性への収入向上支援事業

Report
活動報告

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