【フィリピンスタディツアー2024春】報告連載 Vol.10 ー全体感想とアクションプラン共有3

「フィリピンスタディツアー2024春」の参加者報告ブログ 全12回の連載 Vol.10をお届けします。
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報告「フィリピンスタディツアー2024春」
全体感想とアクションプラン共有3

 
フィリピンスタディツアーに参加した18名の参加動機や学び、今後のアクションについて紹介中!海外経験の有無、社会問題への関心度合いも様々な18名。フィリピンでの1週間でどんなことを感じたのでしょうか。

ほのか/高校生



 

ツアーに参加した理由・目的
私は中学生の時から、発展途上国における子どもの人権問題について興味があり、探究を進めてきました。高校でも国内で様々な経験は積んできましたが、受験が本格化する前に1度探究の集大成にしたいと思い、実際にフィリピンに研修に行くことにしました。

ツアーを終えての感想
人生で1番有意義な時間を過ごせたと思います。そして、自分の将来やりたいことがより明確になりました。
1番印象に残っていることは、社会問題と人の不幸は必ずしも一致しないということです。どこの場所を訪れても、みんな幸せに生きていて、笑顔が絶えない…私が想像していたのとはかなり世界が明るいように感じました。それでも、解決しなければいけない問題は、しっかりと対処していくことも大切だと分かりました。
ツアーで学んだのは、表面上で捉えてはいけないということです。ガールズの施設に行った時、性被害がどれだけ残酷なものかが分かりました。せいひがい、たった5文字に彼女達の一生を決めかねない事件が起きていることを知り、その言葉にどれだけの背景があるのかを読み取ることが何よりも大切だと分かりました。

今自分にできること・やってみたいアクション
私は子どもと遊んだり話したりすることが大好きなので、ボランティアのスタッフとして子どもと関わりたいです。とことん遊んで、時には相談を聞いて、子どもにいいストレス発散をして欲しいです。また、私は自分の伝えたいことを言葉で表すことが得意なので、国際を題材にしている小論文コンテストで私の実体験と伝えたい社会問題を書きたいです。それで、賞をとる事でHPなどに私の意見が載り、今起きている社会問題を色んな人に伝えることが出来ると思います。

スタディツアーに参加することを迷っている人へのメッセージ
私は、絶対に行くように勧めます笑
行って必ず自分の人生に役立つことがあります。子供のうちからこのような経験はなかなか出来ません。1週間、ダラダラスマホを見て過ごすより、フィリピンに思い切って行ってみるのはいかがでしょう?

 

今川つかさ/高校生



 

ツアーに参加した理由・目的
小学生の頃から社会問題に興味があって、ずっと実際の様子を見てみたいと思っていたからです。現地に行かないと分からないことを感じ、日本では経験できないことをたくさん経験したかったので参加しました。

ツアーを終えての感想
ツアーを終えて1番強く感じているのは、自分たちは恵まれた環境にいるということです。フィリピンにはまだまだ貧困問題が根強く残っていることを、先住民族の村やスラムにに行って実感しました。明日生きられるかの心配をすることもなく、学校に通えて、美味しいご飯を食べられて、暖かい布団で寝られる、このような日本では当たり前の生活が決して当たり前ではないと学びました。しかし、フィリピンの人たちが貧しいからと言って、不幸である訳ではありませんでした。街を歩けばたくさんの人が手を振ってくれたり「Welcome to Philippines!」と言ってくれたりして、日本よりも心のゆとりがあるように感じました。また、スラムを訪れた際に訪問先のお母さんが、「私たちは貧しいけれど、食べるものがあって、子どもが学校に行けて、健康で暮らせている。それだけで幸せなんだ。」と教えてくれました。日本人は確かに経済的な余裕はあるけれど、心理的な余裕はあるのか、本当に幸せなのか、ということを深く考えさせられました。今後は日常にある小さなことにも感謝して幸せを見いだして生活していきたいです。

今自分にできること・やってみたいアクション
文房具集め、街頭募金。支援先の様子を実際に見ることができたので、強くやってみたいと思いました。

スタディツアーに参加することを迷っている人へのメッセージ
絶対に行った方がいいです!!!明らかに価値観が変わります!!!人生において最も充実した時間になること間違いなしです!!!

 

窪寺柚月/高校生



 

ツアーに参加した理由・目的
現地に行くことでしか分からないフィリピンの現状を知りたかったから。そこから貧困や虐待についての理解を深め、自分には何が出来るのか考え行動したいと感じたから。

ツアーを終えての感想
1日1日が濃く充実していた1週間の旅でした。私の普段の生活とはかけ離れた環境でした。特にアエタの村の人々は笑顔で溢れていたけれど、家は狭く丈夫ではなかったり電波が弱かったり。日本のような恵まれた環境ではなかったです。でもやっぱりすごく笑顔で幸せそうでした。「本当の幸せってなんだろう」「日本のような恵まれた環境が幸せなのか」などと「幸せ」について深く考えさせられました。また、CFCボーイズやガールズに行った時、同年代の子どもが虐待を受けていた過去があるという事実を目の当たりにしました。すごくショックだったし、今までは他人事としてしか捉えられていなかったなと思いました。
今、日本に帰って生活していて、自分に何か大きな変化が起きたかと言われるとそうではないです。でも、目の当たりにした現状に対して何か行動したい、ほんの少しでも世界を良くする1歩になりたい、という気持ちが強まりました。

今自分にできること・やってみたいアクション
まず、学び、伝えることができると思います。今回のスタツアで知った貧困や虐待は、日本でも見えにくだけで起こっていることだと思います。そういう現状をもっと学んでいきたいです。そして、今回のスタツアなど学んだことを学校やSNS等で発信していくことで周りの人の社会問題への意識を変えていけられればいいなと思います。また、学校や地域で楽器やボールなどを集め、CFCボーイズ・ガールズのような施設に寄付をするアクションを起こしてみたいです。施設で足りていないものを届けることで、遊びや教育の機会の均等に繋がると考えたからです。

 

おそ/高校生



 

ツアーに参加した理由・目的
今回が初めて海外に行く機会であり、日本とは違う文化を体感したいと思い、今回のツアーに申し込んた。私の学校でも海外研修として海外に行く機会は与えられていたのだが、期間が2週間~1年間あり、行先もヨーロッパやアメリカなどかなり遠い場所であり、と今までの国内旅行で3泊程度しか過ごしたことがない私にとっては少し抵抗があった。しかし、このツアーはフィリピンという日本に近いかつ友好的であり1週間という短い期間での活動だったので、初めて国外に行く私でも比較的参加しやすいものだったのではないかと思った。

ツアーを終えての感想
初めてフィリピンに行くにあたりどのような場所なのかををあらかじめ調べたが、日常生活や周りの環境など日本と違うところがたくさんあって不安になってしまった。しかし実際に行ってみると、行く先々で出会った人々は親切であり、安心して過ごすことができた。
今回のツアーで特に印象に残っていることは、子供たち―特にアエタコミュニティの子供たちである。彼らは、私たちが来た時にすぐに懐いてくれて、さらには私たちの出身国について興味を持ってくれた。私たちが簡単な日本語を教えるとすぐに使ってくれて初対面にも関わらず盛り上がることができた。そのような人々の元気そうな様子を見て、社会問題を抱えているということは決して不幸であるとは限らないとわかった。また、それならば社会問題の解決とはいったい何のためであるのかと考えたところ、当本人自体は不幸を感じていないが、それでも私たちのようにさらに裕福な生活をしている人がいて、それができずに労働などによって自分のために使える時間を失ってしまうことはいけないのではないか、という意識から始まったことなのではないかと考えられる。これは社会問題に対する自身の向き合い方の変化につながったのではないかと考えている。

今自分にできること・やってみたいアクション
私は小さいころからモノ作りが好きで、科学館に行って機械や乗り物を分解した展示品を見たり、ワークショップに参加して実際にオルゴールみたいなものやラジオみたいなものを作ったりした。私はその自分のすきを生かして何かを作って困っている人にプレゼントをしたいと思った。今回のツアーを通して、訪れたところは家がボロボロだったり、段差が急だったり、冷暖房が効きづらかったりと日本に比べて住みにくいという感じだった。私はそれが気になったので住宅の住みやすさを少しでも改善するものを作りたいと考えている。自身はまだ専門的な知識はないためにできるとしたら同じような考えを持つ人々のためにクラウドファンディングに参加するなどくらいしかできないが、大学を経て大人になったら自分でフィリピンの人々のためになる新しいものを作って送ることができるだろう。

スタディツアーに参加することを迷っている人へのメッセージ
行く前は不安でも、実際に行ってみれば何とかなるもんですよ。あっちの人たち、結構人懐っこいのですぐ打ち解けられますよ。

 

りこぴん/高校生



 

ツアーに参加した理由・目的
1人でなにか大きなことにチャレンジしようと思ったから。世界の子供たちのことを肌で感じたかったから。

ツアーを終えての感想
本当に参加してよかったと思った。初めてスタツアメンバーと会った時は、1週間本当にやっていけるのかなと心配になった時もあったけど、最終日には別れたくない思いしかなかった。一緒にだったメンバーがいたから楽しく、それぞれの視点や感じたことを知ることができた。
一番印象に残ったことは、フィリピンの法律では16歳以上でないと個人のデバイスを保持できないのに、スラムの地域では3歳以上のほとんどの子供は個人のスマホを使っていたこと。
ツアーを通じての自分自身の変化は、最初は野良犬や野良猫に対して恐怖を抱いていたけど、どこにでもいるので慣れたこと。英語が得意な人に任せてしまっていたことが多かったけど、間違えてもいいから喋ってみよう!質問してみよう!のマインドに変わった。チャレンジ精神の大切さをとても感じた。

今自分にできること・やってみたいアクション
各国の料理を作る。着なくなった服を寄付して子供たちに自分が着たい服を選んで、選ぶことの楽しさを学んで欲しい。駅などで困っている外国人に声をかける。(空港から家に帰るときに、改札でPASMOを切符のところに入れようとしている人に実際にカードはこっちだよと教えられた!学校の先生になる。

スタディツアーに参加することを迷っている人へのメッセージ
迷うならやってみよう!自分を変えることができるチャンスだよ!海外に学びに行きたいけど1人だけの留学をするにはちょっと勇気がないな、、、っている人におすすめ!

 


「フィリピンスタディツアー2024夏」参加者募集中!

フィリピンスタディツアー2024夏 子どもふれあい、国際協力について考えるたび

日程:2024年8月1日(木)〜7日(水)/6泊7日
場所:フィリピン(マニラ/オロンガポ)*成田発着
対象:中学生以上 *25歳以下優先
旅行代金:304,000円 *旅行代金に含まれない費用がございます。詳細はウェブサイトでご覧ください。
割引:早割-5月15までのお申し込みで5,000円引き *併用不可
きょうだい割-同一住所のご家族2人以上のお申し込みでそれぞれ5,000円引き *併用不可
募集人数:18名(最少催行人数8名)
締め切り:1次締切-5月15日(水)24時、最終締切-6月11日(火)24時