【FTCJ子どもアンバサダーリレーコラム】Vol.22「模擬国連から学んだこと」

当団体の子どもメンバーの代表であるFTCJ子どもアンバサダーによるリレーコラム第22号です!

リレーコラムって?

FTCJ子どもアンバサダーが執筆したコラムを投稿していきます。
テーマは「子どものわたしが伝えたいこと」。
子どもアンバサダーの皆さんに自由に発信していただける場であり、
自分が感じていることやアクション、やってみたいこと、興味のあることなどから自分でテーマを見つけ、読者の皆さんに伝えたいことを書いていただきます。
《リレーコラム一覧》


 〜子どものわたしが伝えたいこと〜
<リレーコラム Vol.22「模擬国連から学んだこと」>

 

今回の執筆者は、高校2年生の優里奈さんです。

 

今回は、「模擬国連から学んだこと」についてコラムを書いてくれました。

優里奈さんが模擬国連を通して学んだ大切なこととは…ぜひご一読ください!

 

  優里奈さんの言葉

「みなさんこんにちは!2022年度子どもアンバサダーの植岡優里奈です。
今回は私が高1の時から参加している模擬国連について書きたいと思います!」

 


「模擬国連から学んだこと」

 

模擬国連をご存じですか?
模擬国連とは参加者が各国の大使(外交官)になりきり、実際の国連の会議や国際会議を模擬する活動です。(Global Classroomsから引用)

 

私は昨年高1の時からクラスメートとペアをくみ、模擬国連の会議に参加しています。今回は、約1年半の模擬国連の活動を通して私が感じたことをシェアさせてください!

 

私は12歳のころから漠然と高校生になったら模擬国連をやりたいと思っていました。しかし、私の学校には模擬国連部はなく、中学生のころは模擬国連に参加することをあきらめていました。

 

しかし、中学3年生の2月、やりたかった模擬国連をやらずに高校生活を終えてしまうのはと思い一念発起し、友達と2人で模擬国連を始めることにしました。

 

とはいえ、周りに模擬国連に参加している人は誰もおらず、1回目の会議では右も左もわからないまま終わってしまいました。2回目の会議ではコツはつかんできたものの、強豪校の大使に圧倒され、何もできないということが続きました。3回目の会議になってようやく積極的に会議に参加することができるようになったものの、目指していた大会で予選落ちしてしまいました。そんな時、心に残った言葉があります。

 

The beautiful thing about learning is that nobody can take it away from you.

学ぶことの美しいことは誰からも奪われないことである。

 

これはB.B.King の言葉です。思っていたようにうまくいかなかった時、今までやってきたことは無駄だったのではないかと思ってしまうことありますよね?

 

この言葉を聞き、たとえ結果がうまくいかなかったとしても、学校の時間以外にもペアの友達とオンラインや対面でたくさん話し合い、政策を考えたこと、学校の先生に何度も英語の決議案を見てもらったこと、リサーチに時間をかけたことは無駄ではなかったんだ、模擬国連のために学んだことは自分にとって大切なモノなんだと思うようになりました。

 

模擬国連の会議は基本的にペアで参加するため、お互いに意見がかみ合わなかったり、思うように準備が進まないことも何度もありました。しかし、会議を目指して一緒に準備したこと、会議でうまくいって2人で喜んだ思い出は私にとってどんな時間にも変えることのできない幸せな時間です。

 

今まで約1年半模擬国連に力を注ぎ、一緒に大会を目指してくれたペアの友達、休み時間や放課後に英語を見てくださった学校の先生には感謝しかありません。

 

最初、先駆者がいない学校でゼロから模擬国連を始めるということには迷いもありましたが、今私は模擬国連が大好きで、模擬国連に参加したことは私の高校生活の大きな部分を占めています。

 

今回私がお伝えしたいのは、やりたいこと、興味があることは自分が先駆者となって、始めてみることが大切だということです。始めてみないことには何も変わりません。うまくいかなかったとしても、そこから学べる事が必ずあるはずです!

 

私は高校模擬国連引退まであと半年程になってしまいましたが、後悔することがないように残りの会議も頑張りたいと思います!


それでは次回もお楽しみに〜!