【報告】WE TALK “SOCIAL” ~キッズ~ 初の小学生向けワークショップを開催!
6月8日に、オンラインワークショップシリーズvol.8-9となる、WE TALK “SOCIAL”~キッズ~を開催し、小学校1年生〜6年生計20名以上の方にご参加頂きました。
1〜3年生のテーマは「おうちのなかのせかいちず」
家の中にある色々なものの産地を調べたり、チョコレートやTシャツができる工程を学んだりしながら、自分の生活がたくさんの世界の人と繋がっていることについて考えました。
4〜6年生のテーマは「ハロー!世界の同級生」
自分の1日のスケジュールを振り返り、世界の子どもの1日と比べながら感じたことや思ったことを発表し合いました。さらには、児童労働が起きている理由やどのような状況が望ましいのかなどについても意見を出し合いました。
どちらの講座においても、児童労働について触れ、実際の映像を見ました。世界で起きていることをしっかりと目にした後には、それに対して自分たちにできること(フェアトレードやレッドカード運動)について紹介しました。
みなさんとっても積極的に参加してくださり、まるで学校の教室にいるかのような活気を感じました!みんなで声を出した世界のあいさつ、即興さよならジャンケンなども、みなさんとの繋がりを強く感じることができました。
ご参加いただいた小学生のみなさん、そしてサポートいただいた保護者のみなさま、誠にありがとうございました。
ワーク紹介
<家で見つけた国>1〜3年生
日本、中国、タイ、フィリピン、カンボジア、ベトナム、インドネシア、アメリカ、カナダ、エクアドル、ドイツ、フランス、トルコ、エストニア、パキスタン、オーストラリア、ニュージーランド、、、などなど
たくさん見つけました!!
<世界の同級生の生活を見ての意見>4〜6年生
・まだ小学生なのに、仕事をする時間があるんだなと驚いた。
・起きる時間は僕と同じだった。
・家の外にいる時間が長いと思った。
・学校から帰ってきたら、すぐに仕事に行っていて少し大変そうだと思った。
・どうして子どもが働いているんだろうと疑問に思った。
参加者アンケート
<印象に残ったこと>
・ぼくとおなじくらいのおともだちがたくさんはたらいていてびっくりした。
・同い年の子が働いているところがびっくりした。すごいと思った。
・チョコレートや服が出来るまでの動画がたのしかった
・カカオ豆の動画がとても良かった。
・子どもなのに、学校に行けなくて、子どもなのに、働いていることです!
・子どもが働かされていることは知っていたけど、同級生が一日中働いているなんて知らなかったし、不公平だと思った。
・子どもがフリーザチルドレンを作ったこと。
・子どもが働かされている動画が印象に残ってなにかしたいと思った。
<感想>
参加者
・できるだけ大人が安全に作った物を買ったり、子供が働かなくて良いような環境を作りたいと思いました。
・レッドカードキャンペーンの意味を知ったので、参加したい。
・買うものを考えたい。
・子どもなのに、働かされてる子どもたちのことを、もっと知りたい!!
・50分集中できるか理解できるか心配でしたが、外国のあいさつや身近なチョコレートの話で引き込まれ本人も「いつのまにか楽しかった」と言っていました。わかりやすい言葉と映像で理解できたと思います。即興でしたが最後の「頑張ったじゃんけん」がまたやりたいそうです。ありがとうございました!
・すべての情報が刺激的で、もの集めのワークも楽しくて、児童労働までは本人はピンと来ていなかったようですが、やはり映像の力は凄くて、後で話を聞くと様々なシーンをよく覚えていました。
・子供も勿論、私自身にもとても勉強になりました。ラグビーをきっかけに、息子がちょうど世界に興味を持ち始めた時期でした。息子にとって、見たことのない、聞いたことのない世界をご紹介下さり、ありがとうございました。
・自分の生活とテーマを上手にリンクさせた内容で、流れが良かった。アンケートシステムを取り入れていたり、小グループに分かれてのディスカッションや発表など、子供を飽きさせない内容で良かったと思う。子供達が自分の言葉で意見が言えるよう、上手に引き出す声がけがされていた。子供たちの発表の内容もしっかり自分で考えられており、素晴らしいと感じた。オンラインの講座は、とても参加しやすいと思った。また次回ぜひお願いしたいと思う。有り難うございました。
<質問への回答>
Q. 大人が働かないのは働かせてくれないからという理由もありますか?
A. はい。一部の雇い主は、商品を作るために使うお金(コスト)を少なくするために、安い給料で働く子どもを中心に雇います。児童労働を取り巻く状況は様々で、その原因や理由もたくさんあります。例えば「文字が読めず、できる仕事が限られている。」「けがや病気、何らかの理由により働くことができない。」などの理由もあります。そもそも、労働児童の親が必ずしも働いていない訳ではありません。「親の収入だけでは生活できない。」などの理由で親子共に働いている場合も多いです。一言で“児童労働”と言っても本当にいろいろな状況があるので、調べてみるといいかもしれませんね。以前当団体の子どもメンバーが作った動画のリンクを貼っておきます。参考にしてみてください!