10名の児童労働者、解放される

インドからの記事の紹介です。 

(The original article)

東デリーの数ヶ所の自動車修理工場で、10名の児童労働者達が解放され、工場の雇用主3名が子ども達に仕事をさせたとして逮捕されました。

警察署や労働監督署、強制労働監督署(ACP)のゴーラヴ・シャルマ、そしてBBA(児童労働に取り組むNGO団体)などの活動家達によるチームは、地区副治安判事のジテンドラ・ジャーのもと、4ヶ所の自動車工場を突撃訪問し、10名の子ども達を解放しました、とBBA会長のR・S・チョウラシアさんは述べています。

 

8歳から14歳までの子ども達は、プロの機械工になるための訓練を受けられることを口実に、ビハール州やウッタル・プラデーシュ州から連れてこられていました。

 

チョウラシアさんは、「少年達は1日16時間以上も働かされていたのに、賃金はわずか20ルピーしかもらっていませんでした。」と言います。また、「彼らはずっと過酷な天候や空気の汚染された環境にさらされて労働していたため、喘息や結核など呼吸器系の病気も患っていました。」と述べています。

 

雇用主の3名が逮捕され、子どもたちを働かせていたので工場は閉鎖されました。

また、BBAは、デリーの北東やシーマプリ地方の刺繍産業で働く8歳から15歳の間の子ども達、23名も解放しました。

彼は、近頃はパンジャブ州のジャランダルの金属工場で働いていた10歳から18歳までの12名の子ども達を解放しました、とも報告しています。

(訳者:翻訳チーム 山田あさ子)