フェアトレードのマンゴーがつないだ、一人の夢
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの長年のパートナー団体であるフィリピンの「プレダ基金」から、とても嬉しいニュースが届きました。
フィリピン南部のミンダナオ島ダバオ州で暮らすプリンセス・アロネスさんが、2026年6月、大学を卒業し、中等教育(英語)の教員免許取得につながる学位を修めました。
実は彼女は、プレダ基金が行う「マンゴー農家の子どもたちへの教育支援プログラム」の奨学生の一人です。
今年6月に大学を卒業したプリンセスさん
卒業式に参加するプリンセスさんとご両親
プリンセスさんのご両親は、プレダ基金とともにフェアトレードのマンゴーづくりに取り組む農家です。大切に育てたマンゴーはドライマンゴーとして加工され、世界各地のフェアトレードショップへ届けられています。
その売上は、農家の安定した収入につながるだけでなく、子どもたちの教育支援をはじめとする地域のさまざまな社会開発活動にも活用されています。
大学卒業という節目を迎えたプリンセスさんは、プレダ基金へ感謝のメッセージを寄せています。
「この卒業証書は、私一人の成果ではありません。皆さんの思いやりが、多くの人の人生を変えてくれた証でもあります。私のような学生を信じ、未来への道を開いてくださり、本当にありがとうございました。」
これからプリンセスさんは英語教師として、次の世代の子どもたちを育てていく存在になります。一人の子どもの未来が変わることは、その家族、そして地域全体の未来を変えることにもつながっていきます。
フェアトレード事業は、「商品を売ること」が目的ではありません。マンゴーづくりを通じて農家の暮らしを支え、安定収入を生み出すことで、子どもたちの教育や地域の発展につなげる。そんな循環を生み出しています。
今回のプリンセスさんの卒業は、その取り組みが確かに実を結び、多くの人の未来を切り拓いていることを教えてくれる、心温まるニュースです。
いつもプレダ基金のドライマンゴーを購入してくださっている皆さま、販売にご協力くださっているみなさま、パッケージなどお手伝いいただいているボランティアの皆さま、本当にありがとうございます。
フリー・ザ・チルドレンで一番人気の商品でもある、あの美味しいドライマンゴーが、こうして一人の子どもの夢を支え、未来へとつながっています。