ハイチの青年の夢

5年前の2010年に大地震がハイチを襲い、約22万人もの人々が亡くなりました。その地震直後から、フリー・ザ・チルドレンでは、ハイチに緊急支援を行い現在でも復興に向けた貧困地域の人々が自立できるよう支援活動を行っています。
今回は、2012年にフリー・ザ・チルドレンがマリアラパのコミュニティに建設した学校に通うようになった青年の紹介です。

ハイチの青年

カルロ・ジョセフは、20歳の学ぶことが大好きな笑顔が素敵な青年です。
彼は、ハイチの中央高原にある小さな村で生まれ育ち、今はフリー・ザ・チルドレンがマリアラパというコミュニティに建てた学校に通っています。

カルロが学校に行き始めるようになったのは最近で、というのも、フリー・ザ・チルドレンの学校が建設されるまで彼が育った村には学校が一つもなかったため、学校に通うことができていませんでした。しかし、学校で勉強を学ぶようになり、カルロはその才能を開花させ、マリアラパのコミュニティで一番良い成績をおさめました。

カルロの好きな科目は数学と化学です。学校を卒業したら、エンジニアになるのが彼の夢です。カルロの家族はとても貧しいため、カルロが学校を終了し、その学歴を活かして安定した職に就くことができれば、彼が家族を支え、貧困から抜け出すことができると、彼はその将来と家族に希望を見出しています。