ケニア深井戸及び給水所設置プロジェクトスタート!

ケニアのエシノニ村にて井戸と給水システムの設置事業がスタートしました!

ケニアのナロック群南ナロック県エシノニ村には水道が整備されていないため、村の95%の家庭が安全できれいな水にアクセスできていない状況です。村人らは生活や畜産農業のために、15キロ離れた河川まで通い水を得なければなりません。

水汲みのために子どもや女性は、1日に何時間も費やし、重たい水を何往復もして運んでいます。また、不衛生な水を口にしていることで、感染症の病気にかかりやすく健康を害していました。降水量が少なく半乾燥地帯のため乾季は水不足に度々陥り、農作物づくりが思うようにいきません。

このような状況を改善するため、フリー・ザ・チルドレン(WE Charity)では、寄付やTOTO水環境基金さんの助成金ご協力のもと、村に井戸を建設し、給水システムを設置する事業を4月からスタートさせました。井戸の掘削場所を決定し、掘削作業をして、水の汲み上げに成功し、貯水タンクの設置や給水ポイントの設置など水道事業が実施でき8月、ほぼ給水システムが完成しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村の中に井戸や給水システムが設置され、給水ポイントがいくつかできれば、子どもや女性が重労働の水汲みから解放されるだけでなく、今まで水汲みに費やしていた時間を勉強や仕事に使えることになり、生活の質があがります。例えば、子どもは学校に行けるようになり、女性たち母親は生計維持のための仕事に従事することができるようになります。更に、不衛生な水を使うことがなくなるので、体調が改善され健康的な生活を送ることができるようになるのです。

また追ってこの事業について、ご報告いたします。
TOTO水環境基金のみなさま、ご協力心より感謝申し上げます。