【出前授業報告】NPO法人チャイルドオレンジネットワーク主催子どもの意見表明ファシリテーター研修を行いました。
NPO法人チャイルドオレンジネットワーク様主催子どもの意見表明ファシリテーター研修をおこないました!
子どもの意見を聴くためのファシリテーションスキルについて、ペアワークや模擬会議を通して学びました。
児童館、行政、NPOなど、愛媛県内の様々なセクターで子どもに関わる皆さまがご参加されました。朝から夕方までの長丁場でしたが、皆さま積極的にご参加いただき、有意義な時間となりました。ありがとうございました。
テーマ :子どもの意見を聴くためのファシリテーションスキル
時間 :10:00-17:00
人数 :21名
■スケジュール
10:00~17:00 6時間+お昼休憩1時間
午前:子どもの権利、基本法について
ファシリテーション概要
傾聴スキルワーク
午後:質問スキルワーク
模擬会議5回
大人数やグループファシリがいない時のポイント
参加者による実践共有
授業の様子📷
参加者の感想
①ファシリテーター研修の参加に声をかけていただきありがとうございました。 重くない空気感と、演出もテンポよくあって、あっという間の時間でした。 テキスト読むだけでは分からないことを感じ取ることができたと思います。 声を聞いて、まとめるところが難所だと思うので、また実践後のアフター研修があると嬉しいです。
②こどもの声を聴くことの重要性と子どもの権利に対する理解を大人社会に浸透させていく必要性を感じました。理解できているつもりでも、子どもの権利条約の詳細について、知らない項目もあることをワークを通して確認することができました。
また、こどもの声を聴き、社会につなげるファシリテーターという存在の重要性と難しさを実感しました。全ての大人がファシリテーターの技能を持つことが理想的ですが、その第一歩として、自分が実践の場で今日の研修で学んだことを試していきたいと思いました。
③本日の研修は実践的で、とても勉強になりました。毎回の実践後の講師のフィードバックが実践に裏付けされた的確なコメントであるため、自分の実践や同じグループの他者の実践を通して理解の広がりと深まりを体感できました。県内の実践報告を聴けたのも、参考になった。病気や障害を有するこどもの声は、施策に届きにくい状況もあり、次回はそういった状況のこどもの声を聴く際の要点や実践方向を踏まえた研修を期待しています。
④子ども計画の施策にこどもの声を反映していくという流れが、こども基本法の制定後にできたことは、社会の転換期と認識しています。現在の課題として、様々な現場で聴きとられた子どもの声を反映していく意味を行政が理解することが十分にできていない状況があります。
今回のファシリテーター研修で学んだ子どもの権利の理解、社会に反映させていく意味、子どもの声を聴くファシリテーターの重要性について、行政が理解し、施策に反映していく手法を学ぶ機会が必要です。今後、行政がこどもの声を受けとめ、活かしていくプロセスや具体的な取り組みについても学ぶ研修も必要と思いました。