【報告】2023年11月12日(日) フィリピン・スタディツアー2023報告会「同じ夢を見るスラムの子たちへ」(We are the MOVEMENT ミニアクション)

2020年から始まった「We are the MOVEMENT」。このプロジェクトは、子ども若者が社会問題を自分ゴトとして考え、一人ひとりがアクションを起こす社会を作るべく、子ども若者自身が様々なソーシャルアクションに挑戦するものです。公募により選ばれたアクションは、立案者自身が企画・主催をし、大東建託グループみらい基金の助成、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの伴走支援のもと実施されます。通常のプログラム募集に加えて、募集期間外の【短い期間】に行われる【比較的小規模】なアクションを「We are the MOVEMENT ミニアクション」として実施しています。
※ミニアクションは随時アクションを募集しています。アクションをしたいという方はぜひご応募ください。

この度、ミニアクションを実施しているプロジェクトメンバーから活動報告が届きました!

 


 

【アクション実施報告】
2023年11月12日(日)に、2023年春フィリピンスタディツアーメンバーが、フィリピンスタディツアーの報告会兼ワークショップを渋谷のEFオフィスにて開催しました。
イベントには、学生から大人の方まで計20人の方にご参加いただきました。

【企画・アクション内容報告】

前半は、私たちがスタディツアーでの体験を経て学んだこと、感じたことを写真や動画を通してお伝えし、主にスラム街に暮らす子どもたちについて話しました。ディスカッションも交えて、実際に訪問した際に撮影した「あなたの夢はなんですか?」に対して子どもたちが答えてくれているものを皆さんにお見せし、自分たちの抱く将来の夢と比較して意見交換を行いました。自分たちが小さい頃に思い描いた夢は、現地のスラムで暮らす子どもたちとなんら変わらないものだということに気づくことができ、その子たちも私たちと同じ機会を持てたらいいのになと感じてもらいました。

後半は、前半に学んだことや感じたことを意識しながら、私たちが訪れたマニラのナボタススラムにある学校に飾ってもらうためのガーランド作りをしました。それぞれがフェルトを使って自由にデザインして、最終的にとってもカラフルで個性豊かな素敵なものが出来上がりました。これは私たちの方で仕上げをしたのち、次のスタディツアーの時に一緒に持っていってもらう予定です。

最後に、参加者が明日からでも気軽に行動できるように、どんな支援の形があるかを紹介したり、今回行ったクラフトがどのような意味を成すのかを説明しました。

参加者の皆さんとディスカッションすることやワークショップを行うことで、意見共有をすることができ、みんなでスラム街での課題に関する理解を深めることができたとともに、ユニークな支援の形にも触れることができました。
私たちとしては、ずっとシェアしたかった私たちのさせていただいた貴重な体験をたくさんの人に聞いていただけたことがとても嬉しかったとともに、私たちの体験を聞いて、課題に対して取り組んでみたり考えるきっかけになるといいなと思いました。

 

【イベントを実施してみて】
私たちが経験したことをたくさんの人に直接伝えられたことが何より嬉しかったです。参加者の皆さんとのディスカッションを通して、私たちがこのように経験をシェアすることの意味を感じることができました。
ワークショップをすることで、初めて集まった参加者の皆さん同士も交流をすることができ、とても暖かい雰囲気となりました。みんなで一つのものを作ることでつながることができました。このみんなで協力して作ったものがスラムの子どもたちに届くのがとても楽しみです。
また、支援の形を共有したことが参加者の皆さんの更なるアクションに繋がるといいなと感じました。
本当にたくさんの方に参加していただいてとても嬉しかったです!


※本企画は、大東建託グループ みらい基金の助成、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの
運営補佐のもと実施されている、「We are the MOVEMENT」の一環として開催されています。
「大東建託グループみらい基金」による助成ご協力に、心より感謝いたします。