7月27日「NGO-労働組合国際協働フォーラム」シンポジウムの報告

皆さん、こんにちは!

FTCJは色々な団体と連携していますが、今回は労働組合や他NGOと連携して活動している「NGO-労働組合国際協働フォーラム」の7月27日の行われたシンポジウムについて報告します。
このフォーラムには、 HIV/AIDS等感染症グループ、 母子保健グル―プ、 児童労働グループがあり、FTCJは児童労働グループに参加しています。
このシンポジウムのテーマは、世界の貧困を半減する「MDGs(ミレニアム開発目標)」の達成を目指し、2016年以降の新たな開発目標「SDGs」に対し、NGOと労働組合が協働でできることは何かを考えるものです。
7月27日の月曜日14:00~16:30に東京お茶の水の連合会館2F大会議室で行われました。
参加者はNGO・労働組合関係者、一般の方々約150名でした。
NGO労組の取り組み
そして内容は以下のようなものでした。
1. 14:05-14:35 基調講演
「MDGs/ポスト2015(SDGs)とは、現状と課題、NGOと労組の連携に期待すること」
  田村政美氏 外務省 国際協力局 地球規模課題総括課長
・ 田村さんは、私たちにもフレンドリーな総括をしていた感じです。
 「他国にあるようなNGOから出された枠組みのなかでの支援について
  日本政府として取組んでほしい」という要望については、
 「私のような小役人の立場からすると、そのような要望は,よく理解できるし、
  今後とも、みなさんとの対話を通じて、ご要望に答えるような努力はしていきたい
  と思います。」などと、述べていました。
2. 14:35-15:15 NGO-労組国際協働フォーラム グループ事例発表
 ・HIV/AIDS等感染症グループ、 母子保健グル―プ、 児童労働グループ の順に発表しました。
・児童労働グループ の紹介では、ACEの山下さんがスピーカで
  その中で、アムネスティの土井さんが、児童労働者に扮し、
  私も含め6人で、大人役で、子どもに呼びかける簡単な寸劇をしました。
SDGs
3. 15:35-16:25 パネルディスカッション『ポスト2015(SDGs)に向けた協働の課題と
展望』
 パネリスト:
  田村政美氏 外務省 国際協力局 地球規模課題総括課長
  石井澄江氏 公益財団法人ジョイセフ 理事長
  五味哲哉氏 JAM 総務・企画グループ長
・ジョイセフの石井澄江さんが、SDGsに関して率直に、
 「MDGsの8項目に対して、SDGsが17の分野での目標案と169のターゲットという
  膨大なものになってしまい、正直いって、これをどう使っていくか、現時点では、
  全く解らない。」といっていたのが、とても印象的でした。
・パネルディスカッションの後の、質問セッションでは、FTCJ子ども代表委員の川島悠
さんが、第一番に、労組の人に「外国から日本に来た労働者の労働条件や待遇が保障されて
  いないことに、どう取り組んでいるのですか?」 と大人の人達に向かって堂々と質問していたのが印象的でした。
4. NGO紹介ブース
・会場の後方のスペースで、NGO紹介ブースがあり、FTCJからは、中高生の子ども参加者の6人で、積極的に募金や宣伝を呼びかけていて とても輝いていました。さすがキッズパワーです。
FTCJの皆さん