「フィリピン 子ども支援事業~子どものためのバン(大型車)購入プロジェクト!」報告

「フィリピン 子ども支援事業~子どものためのバン(大型車)購入プロジェクト!」報告

株式会社ラッシュジャパンさんに助成をいただきました! 2008年夏、「フィリピン子ども支援事業~子どものためのバン(大型車)購入プロジェクト!」のための資金が集まり、事業のパートナー団体のプレダ基金はバンを買うことができました。 資金は、FTCJ明治学院高校支部からの寄付や、フィリピンの子どものためにとFTCJに集まった募金、また、株式会社ラッシュジャパンのNPO支援助成金により目標の110万円を集めることができました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。このプロジェクトに関わった明学支部OBで大学生会員の田尻可枝さんからの報告を紹介します。

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こんにちは、2007年3月のFTCJフィリピンスタディツアーに参加した明学支部OGの田尻可枝です。タイトルにもある通り、今回は明学支部がプレダ基金に送ることのできたバン購入支援事業の報告をさせていただきたいと思います。 明学支部とは、東京・白金にある明治学院高校にあるFTC支部です。

フィリピンにあるFTCJのパートナー団体・PREDA(プレダ)基金では、性的虐待を受けた少女や刑務所で虐待されるなど不当な扱を受けたり路上にいる少年たちの救出・保護活動をしています。 プレダ基金には私の先輩たちが送った初代ジプニーがあるのですが、保護する子どもたちの数が増えたため一台では足りなくなったということで、2006年冬から、2代目ジプニーを贈るために、目標金額100万円を定め、募金やフリマでの活動を始めました。ちなみに、ジプニーとはフィリピン特有の乗合バスのことで、米軍のジープを改造して作られ、今ではフィリピンでとても主流になっています。 募金はいつも品川駅前で行い、(ちゃんと記録しなかったので詳しい数はわからないのですが)一年間半で10回ほど行い、募金額は多いときで10万円以上、少ないときで1万5千円でした。呼びかけるメンバーの数は多ければ多いほど、また、夏より冬の方が、募金額が多い傾向にあったように感じます。 フリーマーケットは、原宿の代々木公園で4回ほど、新宿の中央公園で1回行いました。自分の家にある物や、友達からも募り、着なくなった服や、おもちゃなどを売りました。通常フリマで出店する場合は出店料として3千円程かかるのですが、「NPO法人フリーマッケト主催団体協議会」という団体が主催するフリマで、収益が営利目的ではないNPOには出店料を免除してくれました。そのため出店料で差し引かれることなく、2万円前後の収益を得ることができました。 その他にも、巣鴨教会で児童労働やFTCの活動について講演をさせていただき37,500円の寄付をいただきました。 文化祭では、国連の一機構、ILO(国際労働機関)から世界の働く子どもたちの写真パネルを借り、自分たちで調べたことやFTCの活動を模造紙に書き、 教室の半分を借りて展示会を開きました。アンケートでは、「活動にとても興味をもった」、「協力したい」、「子どもは世界の宝。みんながきちんとした生活ができ、学習できる世の中になってほしいと思った。」、などの感想をいただき、励まされました。

以上のような活動を通し、1年間半で約50万円の寄付を集めることができました。100万円に達するにはもう一年かかるかな、と思っていた2007年5月に、保護された子ども(約120人)が学校に通ったり、リハビリのためにアクティビティに行く時に使っていた「バン(大型車)」が老朽化してついに壊れてしまい、すぐにでも新しいバン(購入費110万円)が必要であると現地から連絡が入りました。そこで、明治学院支部の高校生メンバーたちが PREDA(プレダ)基金のために集めていた募金45万円とハンドメイドコスメを販売している株式会社ラッシュジャパンさんに助成を頂いた55万円の計110万円をバン(大型車)購入資金のために現地に送ることになりました。そうして集まった100万円で、PREDAに無事バンを届けることができました。

初代を送ったときよりも物価が急激に高騰し、同じ100万円でもジプニーを買えなくなってしまったため、バンになったのです。その後初代ジプニーも修復され、今では2台とも元気にPREDAの子どもたちを送り迎えしてくれるということで、とてもうれしく思います。 私は明学支部での活動を通して、呼びかければ答えてくれる人がいることを、とても温かく感じました。だからこのバンは、明学支部からというより、協力してくださったさまざまな日本の人々からのバンです☆☆ ご協力頂いたみなさま、ありがとうございました!

以上、明学支部のバン活動報告でした!   (学生会員・田尻可枝/明学支部OG)

☆今回、フレッシュハンドメイドコスメを取りそろえている株式会社ラッシュジャパン様よりフィリピン・プレダ基金のバン(大型車)購入に対して55万円の助成をいただきました。この助成は、「ハッピーシェアプログラム」といい、『チャリティポット』(ボディクリーム)の売上全額を社会のために日々活動している団体に寄付(助成)をする取り組みです。