ブラッド・ダイヤモンドの次は紛争鉱物

翻訳チームの浅田です。
今回は、コンゴの紛争鉱物に関する記事を見つけたので紹介したいと思います。

HUFFPOST WORLDより
4.27のコラムより

 ※ブラッド・ダイヤモンドとは、紛争ダイヤモンドのことで、

映画もそのままのタイトルで

「ブラッド・ダイヤモンド」というのがありますので、

そちらも参考までにご覧ください。

 

 

携帯やノートパソコンは私たちと関わりのあるもの。

そこに使われている鉱物をめぐって争いが起こっているのに、

私たちはそのことをほとんど知らない。

 

マリーは、レイプに遭った被害者だ。女性団体に救出された。

彼女は私たちに懇願した「どうか、この血塗られたビジネスを止めて下さい。

みなさんはこの紛争の手助けをしているのです。この村の家族は引き裂かれ、

女性はレイプされ、コミュニティは武装グループたちに破壊されています。

ビジネスに必要な鉱物が狙いです。

お願いですから、倫理的に正しいビジネスをして下さい」

 

コンゴでの紛争は村を焼き尽くし、何百万人という村人が路上での

生活を強いられている。

かろうじて生き残った女性の話では、武装した男たちは家を一軒一軒見て回り

女性はレイプされ、男性は殺された。

この女性は言う、

「こんなひどい事をする人たちと携帯会社は同類よ」と。

 

ある難民キャンプの責任者は

「コンゴにある問題の根底にあるものは『貪欲』なのです。

どこの国の人であろうと、違法に採られた鉱物で利益を得ている

貪欲な人々は告訴されるべきです」と話した。

 

難民キャンプで生活をしている人は

「これらの鉱物を使った携帯やノートパソコンを利用している人たちには

このキャンプにきて、私たちが経験している事を理解して欲しいです」と

言ってきた。

                 

いろいろな人から話を聞いていると、ここでの問題は経済に結び付いていると感じた。

需要があるから供給がある。もし、消費者が紛争のない鉱物を望めば、

企業もそのように動き、紛争鉱物というものは無くなっていくだろう。

 

そして、それを可能にすることができる。

このサイトには世界でも有数の電機メーカーのリストがあるので

ここで、紛争鉱物を使わないように働きかけることができる。

 

高校生や大学生なら、学校側に紛争鉱物を使用していない製品を導入してもらうように

働きかけることもできる。

 

コンゴは過去150年間も紛争で苦しんできた。
世界中からいろいろなものを奪われた。

アメリカのプランテーションの名の下に奴隷になり、

アクセサリーのための象牙、自動車業界からはゴム、

そして最近では、携帯などのための鉱物が採掘されている。

 

グローバルな人々の動きが、この国の搾取の歴史を止めにかかれるのです。

 

さぁ、もうコンゴの状況は理解しましたよね?次はどうアクションを起こすかです。