We Day シアトル2013 レポート!!
お久しぶりです。一昨年インターンをやらせていただいたユースメンバーの戸前順子です
現在でもカリフォルニアにある自分の大学でFTCクラブのメンバーとして活動しているのですが、なんと今年3月末にシアトルで行われたアメリカ初のWeDayに参加することができました
その内容を、大学の吹奏楽サークルとともに行ったチャリティーコンサート(今年度私たちはハイチのために活動しました)で発表しました。
少しおそくなってしまいましたが、その内容をここにレポートしたいとおもいます。
We Day って何?
We Day は、フリーザチルドレンによって年に一度開催される「若者エンパワメント」のイベントです。このイベントは2007年からカナダ各地で行われており、世界をよりよい場所にするためのローカルまたグローバルな活動で招待券を手に入れたユースメンバーとその先生方がこれまでに何千人も集ってきました。We Dayにはたくさんのパフォーマーや演説者が招かれ、前向きなメッセージで参加者を激励します。We Dayはその年やり遂げたことを祝い、また次の一年間の活動のスタートの日です。ただのイベントではなく、We Dayは世界をかえる行動をおこすために私たち若い世代が一同に集まり共有する時間、ムーブメントなのです!
We Day Seattle 2013
そして今年3月27日、アメリカ初のWe Dayがシアトルで開催されました。大学で私が所属するフリーザチルドレンクラブは今までの活動が認められ、このイベントに招待していただき、私と3人の友人がクラブの代表として参加することができました。
15000人ものユースがアメリカ各地から集まり、マーティン・ルーサー・キング三世(Martin Luther King III)、マジックジョンソン(Magic Johnson)、M.C.ハマー (MC Hammer)、マクレモア (Macklemore)、そして昨夏日本にも来たミシェル・チクワニネ(Michel Chikwanine)さんなどのすばらしいパフォーマーや演説者がイベントを盛り上げました。皆手をたたき、踊り、ときには叫び、イベントはとても楽しく活気にあふれたものでした。
このイベントで同じ目標を共有する他の若者や活動家のあふれるエネルギー、希望、また情熱を感じ、私達はより一層フリーザチルドレンクラブでの活動への意欲を持つことができました
私のお気に入りスピーチin We Day by Aiki
(FTCJ昨年夏インターン、ユースメンバー)
We Dayでのスピーチの中で、私は特に、Me to Weモチベーションスピーカーとしてフリーザチルドレンで働いていらっしゃるスペンサー・ウェスト(Spencer West)さんのものが好きでした。
彼は、遺伝性疾患のためにわずか5歳で両脚を失くしました。医者は彼に、もう二度と彼自身で起き上がることはできないし、社会の役に立つメンバーとして生きていくことはできないと言いました。少年時代、彼は見た目が違うという理由でいじめられました。人生の中で数え切れないほどの困難に直面しました。しかし、彼は勇気をもってひとつひとつ乗り越えていきました。泳ぎを習得し、高校ではチアリーダーになり、大学を卒業し、そして今では世界中を旅して感動的なスピーチをしています。
昨年の6月、スペンサーさんはアフリカ最高峰のキリマンジャロの頂上まで、自身の手だけで登りきりました。この登山を通して、彼はたくさんの人を感動させ彼ら自身の「可能性」に問いかけるきっかけを与えました。また、フリーザチルドレンのケニアでの浄水プロジェクトのために$500000(約5000万円)近くの寄付金を集めることにも成功しました。
彼は言いました。彼にとって、「できない」や「やらない」ではない。いるもそこにあるのは、「どうやるか」ということだけだと。
私達は時々、運命は最初から決まっているものだと簡単に認めてしまいます。何かやらなければならないことに対し、自分にはそれを成し遂げるだけの強さや適切な道具が備わっていないと信じ込んでしまいます。しかしスペンサーさんは、私達は誰もが世界を変えるだけの力を持っており、問題はそれをどう実現するかだけなのだ、と励ましてくれました。
スペンサーさんは何事も不可能なことはないという言葉の生きる証明であり、私は彼の力強いスピーチに感動し、触発されました。
私のお気に入りスピーチ by Yoshiko
(FTCJ昨年夏インターン、ユースメンバー)
私はWe Dayシアトル2013で、モリー・バーク(Molly Burke)さんのスピーチが好きでした。
彼女は18歳の女の子です。4歳のころ、失明の原因となる網膜色素変性症と診断されました。そのときから、モリーさんの世界は暗くなりはじめました。高校に入る前、うつを経験しました。それは失明によるものではなく、数々のいじめの経験によるものでした。彼女は自分には生きる理由がないと感じました。しかし後に、よい経験も悪い経験もすべてが今の彼女をつくってきたのであり、自分はその経験を他の人々に伝えるべきなのだと気がついたのです。
We Dayモチベーションスピーカーとして彼女は、いじめられている人、いじめている人、落ち込んでいる人、障害を持っている人などすべての若者が互いに尊敬、愛、忍耐、そして希望をもって接していけるように願い、自分の経験を話し続けています。
世界に変化をもたらすということを考えるとき、自分を無力に感じることは簡単です。しかしモリーさんの話は私に、すべては自分の人生に感謝し自分のやっていることに自信を持つことから始まる、ということを思い出させてくれました。また彼女は、すべての人が伝えるべきストーリーを持っているということを教えてくれました。最後に、私がずっと心にとどめておきたいモリーの言葉を紹介したいと思います。
「もし私が毎朝やる気とともに目覚め、たった一人の心でも揺り動かすことができるのなら、私の今まで経験してきたすべての事には意味があるのだ。」
このイベントは私たちにとってとても楽しく貴重な体験となりました!
最後にビデオの紹介。WeDayのホームページでぜひ見てみてください
We Dayシアトル2013のハイライトビデオ:
http://www.youtube.com/watch?v=_NpBfE4oKlY
すごい盛り上がりと感動です!!!
日本でも皆でLet’s dance!!We Dayダンス:
http://www.youtube.com/watch?v=iEL52hjyZMY
イベント中何度も踊って盛り上がりました。チャリティーコンサートでも観客を巻き込んでおどりましたよ!
以上We Day Seattle 2013のレポートでした!
戸前順子