Sustainable Development
紛争影響地域の自立支援

コンゴ民主共和国の南キブ州では、紛争の混乱の中で土地が荒れ、農作物が育ちにくくなってしまいました。また、若者は職を求めて農村を離れてしまったため、農業人口が減り、国全体として食糧不足に悩まされています。そして、紛争により働き手を失った家庭では安定した生計を立てることができないため、栄養不足や、子どもを働かせざるを得ない状況に陥っています。彼らが安定した日常生活を送れるようになるためには、継続的な収入向上支援が必要です。

Our support
農業技術とヤギの飼育支援による収入向上支援

私たちは、南キブ州の農村で、地域の土壌に適した農業手法に関する研修を行い、人々が持続的に生計を立てられるよう支援しています。本来は、働き手を失った家庭に対してヤギの飼育支援も行う予定でしたが、現在も紛争が続いているため、現段階では実施できていません。ヤギは多産で妊娠期間が短く、安定した収入源となる重要な家畜であり、今後の支援の柱として準備を進めています。 その一方で、紛争下にある現地の状況を受け、緊急的に食料配給支援を実施しました。こうした取り組みを通じて、食糧不足の緩和だけでなく、人々が自らの力で生活を築き、子どもたちが必要な栄養と教育の機会を得られる社会の実現を目指しています。

プログラム概要

事業名 コンゴ・南キブ州における紛争影響地域に収入向上支援
支援地域 コンゴ民主共和国南キブ州
目的 紛争影響地域の人々を飢餓のリスクから守ること
受益者数 対象地域約100世帯
支援期間 2024年~現在

農業研修をうけた女性。農具や種を提供している様子

支援先の村の人々を対象に農業研修を実施しました。

支援地域の村人に農業研修をしている様子。

Our partner
現地パートナー

私たちは、現地パートナーとともに活動しています。

ミシェル・チクワニネ氏

元子ども兵士・活動家

コンゴ民主共和国だけでも580万人の命を奪ったと言われる「アフリカ大戦」の真っ只中で、彼は難民となり、子ども兵となることを強いられた。その後トロント大学にて、経済学と国際関係学を学び、アフリカ研究で学士号を取得。現在は国連人権高等弁務官事務所(UN OHCHR)アフリカ系フェローを務める。その他セネガルにて、NBAアカデミーのコーチとして次世代リーダー育成に携わる。これまでに80万人以上の人々へスピーチを行い、自身の経験から、社会的責任と共に希望をもち、自分の能力を信じ続けることの大切さを伝えている。『Child Soldier: When Boys and Girls are Used in War』著

寄付でできること

例えば2,500円で

検診&衛生キット1人分

例えば10,000円で

ヤギ1頭

例えば10,000円で

農作物の種セット1人分

Report
活動報告

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