Sustainable Development Goals
SDGs(持続可能な開発目標)

What is the SDGs?
SDGsとは?
SDGs(エスディージーズ)とは、“Sustainable Development Goals”の略称で、『持続可能な開発目標』と訳されます。SDGsは「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中に定められている目標です。
2015年9月にニューヨーク国連本部で開かれた国連サミットにて、2030年までに国際社会がめざすべき共通の目標として、150を超える国連加盟国の首脳たちによって決められました。SDGs(持続可能な開発目標)は、2030年までに達成すべき17の目標が示されています。「誰ひとり取り残さない」世界をめざし、先進国や開発途上国みんなで協力して取り組むことが必要とされています。
(参考サイト)
・国際連合広報センター
・外務省「SDGsプラットフォーム」
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、子どもたちにもわかりやすくSDGsを紹介しています。自分にできることを考えたり、行動につなげたりするヒントがたくさんありますよ。 ぜひ子ども向けサイトをのぞいてみてください。

SDGsの目標は、貧困、不平等・格差、気候変動のない持続可能な世界の実現にむけて、2030年までに17のゴール、169のターゲットを国際社会全体で、達成することをめざすものです。17のゴールは、5つのP(5分野)に分けられます。
People[人間]
世界の貧困をなくすすべての人の人権が尊重され、尊厳をもって生きることができるようにする。貧困と飢餓を終わらせ、すべての人に質の高い教育が提供され、ジェンダー平等を達成し、水と衛生、健康的な生活を保障されている。
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全なトイレを世界中に
Prosperity[繁栄]
「つづく経済」をつくるすべての人が豊かで充実した生活を送れるようにする。自然と調和する経済、社会、技術の進展を確保する。
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
Planet[地球]
環境を守り育てる責任ある消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通して、地球を破壊から守る。
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
Peace[平和]
仕組みつくり平和、公正で、恐怖と暴力のない世界。すべての人が参加できる世界を目指す。
16.平和と公正をすべての人に
Partnership[協働]
実現のための資金と協力関係づくり政府、民間セクター、市民社会、国連機関を含む多様な関係者のパートナーシップを組んでゴール達成を目指す。
17.パートナーシップで目標を達成しよう

Background
活動の背景
私たちフリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、カナダの12歳の少年クレイグ・キールバーガーによって「世界の貧困や差別から子どもを解放する」ために1995年に設立されたFree The Childrenという団体に賛同して日本で始まりました。 この「貧困や差別から子どもを解放する」は、団体のミッションの1つめとして掲げていることです。この1つめのミッションを達成するため、私たちは、貧困によって人間らしい生活ができず権利が守られていない人々、特に子どもや差別を受けている人々が自立し、権利が守られ、安心して過ごせるように国際協力活動や支援活動に取組んでいます。
特に密接に関係しているSDGsのゴールは、以下の7つです。

また、SDGsについて書かれている「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中のパラグラフ8には、「子どもたちに投資し、すべての子どもが暴力および搾取から解放される世界。すべての女性と女児が完全なジェンダー平等を享受し、その能力強化を阻む法的、社会的、経済的な障害が取り除かれる世界」こそが、国際社会がめざすべき世界であるとされています。 ここでは、子どもは「守られるべき脆弱な人々」とされていますが、一方でパラグラフ51では「重要な変化の担い手」とも捉えられています。つまり、子どもは「守られるべき弱い存在」とされる一方で、同時に「持続可能な社会にむけた重要な変化を起こす担い手」であると位置づけられているのです。
これは、私たちフリー・ザ・チルドレンの設立当初からの理念である「子どもは助けられるだけの存在ではなく、自らが変化を起こす担い手である」と一致しています。 私たちの団体のミッション2つめは「『子どもには世界を変えられない』という考えから子どもを解放する」です。このミッションを達成するために、日本の子どもが人権や貧困問題、共生社会、平和や非暴力、環境問題などの社会課題に向き合い、地球市民としてアクションを起こし、変化を起こしていけるよう応援をしながら、子どもと共に歩んでいきます。
そして、持続可能な社会の実現にむけて、一人ひとりが主体的にアクション(行動)を起こせるよう促していきたいと、考えています。 これに特に密接に関係しているゴールは、こちらです。
フリー・ザ・チルドレンでは、人々、特に子どもや若者が持続可能な社会に向けたアクションを起こすために必要な知識やスキルや機会の提供を行い、より良い世界に向けたムーブメントを起こしていくことに力を入れていきます。 「地球上の誰ひとりを取り残さない(Leave No One Behind)」ため、持続可能な世界をつくるためには、子ども、若者、おとな、学校、企業、団体、行政、国際的な様々なコミュニティとともに、歩んでいくことが重要であり、必要不可欠だと考えています。ともになら、世界に良い変化を起こせると考えています。
Our activity
私たちの活動
私たちは、SDGs達成のために、以下の活動を行っています。
Towards Realization
実現に向けて
SDGsを理解し、達成に向けて行動をする人を増やすことが大切だと考えます。