1947年にイギリスの植民地支配から独立したインドは、様々な宗教や民族がみられるために、国のルールをつくるのに時間がかかり、3年かかって1950年にインド憲法を制定し、政治体制も定めました。特徴はイギリスの影響を受けた議院内閣制(首相が議会の代表で実際の行政権を持つ)で、連邦制(28の州と7つの地区からなる)をとっていることがあげられます。そして、共和制(君主はいない)なので元首(国の代表ですが、形式的、象徴的存在)は大統領で任期5年。大統領は議会と州議会の議員からなる「大統領選挙会」で選出され、立法(国会)、行政(政府)、司法が独立した三権分立が図られています。 政治体制 28の州と7つの連邦管理地区による連邦共和制 国家元首 大統領 立法機関 国会 (二院制 -上院、下院) 有権者数 7億1千万人(2009年度現在世界で一番多い有権者数)