Q:どんな目標なの? A:ひとことでいうと、新しい千年紀の始めに、世界で、特にこれだけは早急に実現する必要があると決めた開発に関する8つの目標のことです。 Qもっと詳しく教えて! A:2000年9月にニューヨークで国連ミレニアム・サミット(国連世界首脳会議)が開かれ、出席した189の国連加盟国によって「国連ミレニアム宣言」が作られました。この宣言と、過去に世界で合意された様々な開発目標とをあわて、世界全体で取組むべき21世紀の新たな目標をつくろう!と、いうことでできたのが「ミレニアム開発目標」通称MDGs(エム・ディー・ジーズ)です。 Q:どんな内容なの? A:ここでの開発とは、人々が安全に生活でき、持って生まれた能力や可能性を十分に開花させ、人々が可能な限り選択できる範囲を広げることをいいます。8つの目標とは、貧困の減少、全ての子どもへの教育、男女平等、健康の改善、環境の保全などです。 この目標は、国連に参加しているほとんどの国のトップ(首相とか大統領)が賛成して決められました。 目標を実現しなければならない年は、2015年と決められています。2000年から10年間も、世界中で優先的に取り組んできましたが、今まで以上に努力しないと、あと5年で全ての目標を達成することは難しい状況です。 Q:8つの目標って? A:「2015年までに世界の貧困を半減する」ことなどを目指す、期限付きの8つの目標(ゴール)です。 ●ゴール1:貧困と飢えをなくそう! ●ゴール2:世界中の子どもが、初等教育をうけられるようにしよう! ●ゴール3:男女格差をなくし、ジェンダーの平等を進めよう! ●ゴール4:子どもの死亡率をへらそう! ●ゴール5:妊娠・出産にかんする健康を改善しよう! ●ゴール6:感染症などの病気が広まるのを防ごう! ●ゴール7:環境の持続可能性を確保しよう! ●ゴール8:世界の一員として、先進国も責任をはたそう!